旧官幣中社・別表神社
祭神 菅原道真公
818-0117 太宰府市宰府4-7-1
公式サイト https://www.dazaifutenmangu.or.jp
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さて、吉野ヶ里遺跡を午後6時に出まして、
午後6時45分に太宰府天満宮に到着しました。
吉野ヶ里と太宰府が意外に近いことを知り、
どうしてもお参りしたかったんです。
30分ほど前から雨が降り出しましたが、
もう面倒くさくてカッパは着ておりません。
さてさて、太宰府天満宮。
旧・官幣中社で、現在は別表神社。
菅原道真公を祭神として祀る天満宮で、
京都の北野天満宮とともに、
全国天満宮の総本社とされます。
また、日本の神社としては、
とても珍しくケースですが、
コチラは菅公の霊廟(墓)でもあります。
先日の南洲墓地と南洲神社、
また日光東照宮なんかもそうなんですが、
日本の神道は死を穢れと考えますので、
古代の古墳がそれとは知らずに、
上に神社が形成されいてるケースは多くとも、
あくまでお墓の近くに、
その人を神として祀る場合でも、
神社と墓は分離をするのが通常です。
しかしこちらは「道真の祟り」と恐れ、
その御霊を鎮めるために、
墓所の上に社殿を造営したのが、
安楽寺天満宮の創祀なのです。
そう、そもそもはお寺だったんですが、
明治の廃仏毀釈で安楽寺は廃寺になり、
太宰府神社となって、
戦後、太宰府天満宮となりました。
さて、心字池にかかる太鼓橋を渡り、
雨に濡れた参道を進みます。
参道には風鈴飾りがあり、
涼やかな音を鳴らしていました。
宝満山から切り出されたという、
一枚岩の手水鉢で口と手を清めます。
この楼門は大正三年(1914)の再建。
残念ながら御本殿は、
現在124年ぶりの大改修とのことで、
この仮殿がその前に置かれています。
大改修中の御本殿は、
天正十九年(1591)、
筑前国主・小早川隆景によって造営された、
国指定の重要文化財。
摂社・末社、
野見宿禰公碑等に一礼して、
ぐるりと踵を返しました。
太宰府天満宮には、
大小百本あまりの樟があり、
この御本殿裏の夫婦楠も素晴らしいのですが、、、
圧巻なのは、この大楠。
高さ28.5m、幹周り11.7m。
樹齢推定なんと1,500年。
菅原道真公がこの世にいらした時にはもう、
ここに樹齢400年近くの大木だった計算になります。
九州最大最古という、
文化十年(1813)建立の絵馬堂を横目に観て、
太鼓橋・心地池に戻りまして、
太宰府天満宮を後にしました。
御本殿にも拝したかったし、
宝物殿とかも観たかったなぁ。
またいつかお参り致します。
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