太宰府天満宮 ~九州ツーリング 2023 七日目⑥~

官幣中社別表神社
祭神 菅原道真
818-0117 太宰府市宰府4-7-1
公式サイト https://www.dazaifutenmangu.or.jp




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太宰府天満宮



さて、吉野ヶ里遺跡を午後6時に出まして、
午後6時45分に太宰府天満宮に到着しました。
吉野ヶ里太宰府が意外に近いことを知り、
どうしてもお参りしたかったんです。
30分ほど前から雨が降り出しましたが、
もう面倒くさくてカッパは着ておりません。
さてさて、太宰府天満宮
旧・官幣中社で、現在は別表神社
菅原道真公を祭神として祀る天満宮で、
京都の北野天満宮とともに、
全国天満宮の総本社とされます。
また、日本の神社としては、
とても珍しくケースですが、
コチラは菅公の霊廟(墓)でもあります。
先日の南洲墓地と南洲神社
また日光東照宮なんかもそうなんですが、
日本の神道は死を穢れと考えますので、
古代の古墳がそれとは知らずに、
上に神社が形成されいてるケースは多くとも、
あくまでお墓の近くに、
その人を神として祀る場合でも、
神社と墓は分離をするのが通常です。
しかしこちらは「道真の祟り」と恐れ、
その御霊を鎮めるために、
墓所の上に社殿を造営したのが、
安楽寺天満宮の創祀なのです。
そう、そもそもはお寺だったんですが、
明治の廃仏毀釈安楽寺は廃寺になり、
太宰府神社となって、
戦後、太宰府天満宮となりました。




太鼓橋前の鳥居  太鼓橋



さて、心字池にかかる太鼓橋を渡り、
雨に濡れた参道を進みます。



参道  風鈴飾り



参道には風鈴飾りがあり、
涼やかな音を鳴らしていました。



宝満山から切り出された一枚岩の手水鉢  楼門



宝満山から切り出されたという、
一枚岩の手水鉢で口と手を清めます。
この楼門は大正三年(1914)の再建。



仮殿



残念ながら御本殿は、
現在124年ぶりの大改修とのことで、
この仮殿がその前に置かれています。



改修中の本殿  改修中の本殿
改修中の本殿  改修中の本殿



大改修中の御本殿は、
天正十九年(1591)、
筑前国主・小早川隆景によって造営された、
国指定の重要文化財



摂社・末社  野見宿禰公碑


摂社・末社
野見宿禰公碑等に一礼して、
ぐるりと踵を返しました。



夫婦楠



太宰府天満宮には、
大小百本あまりの樟があり、
この御本殿裏の夫婦楠も素晴らしいのですが、、、



大楠  大楠近景



圧巻なのは、この大楠。
高さ28.5m、幹周り11.7m。
樹齢推定なんと1,500年。
菅原道真公がこの世にいらした時にはもう、
ここに樹齢400年近くの大木だった計算になります。



絵馬堂  太鼓橋と心地池




九州最大最古という、
文化十年(1813)建立の絵馬堂を横目に観て、
太鼓橋・心地池に戻りまして、
太宰府天満宮を後にしました。
御本殿にも拝したかったし、
宝物殿とかも観たかったなぁ。
またいつかお参り致します。



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