千光山 清澄寺 その二 〜房総9台マスツーリング③〜

宗派 日蓮宗 大本山
元・本尊 虚空蔵菩薩
現・本尊 大曼荼羅
299-5505 鴨川市清澄322
公式サイト http://www.seichoji.com/




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さて、大東崎灯台から、
また海岸線を南下しまして、
御宿、勝浦を通過して鴨川に出ます。








安房天津から北上して、
清澄山道ループ橋を渡ります。
実はGoPro11BLACKで、
しっかり動画を撮影したんデスが、
転送の仕方を間違えて、
なんと全部消してしまいました、🙇
大変申し訳ございません。




清澄寺仁王門  清澄寺の案内板



さて、13時半過ぎ、
17年ぶりに清澄寺にやって来ました。
正式には"せいちょうじ"と読みます。
日蓮が出家得度、立教開宗したお寺で、
総本山の久遠寺
大本山池上本門寺
大本山の誕生寺とともに、
日蓮宗四霊場と呼ばれています。




なーんて、
偉そうに書いておりますが、
日本仏教十三宗派で、
最も苦手なのが日蓮宗
ただ、千葉県出身三大スターは、
日蓮伊能忠敬長嶋茂雄だと思っています。
ちなみにアンチ巨人デス。



金剛力士・吽形  金剛力士・吽形  



日蓮が出家得度、
立教開宗した場所とはいえ、
元々は山岳信仰から始まり、
天台宗から真言宗を経て、
なんと昭和二十四年(1949)になって、
日蓮宗に改宗したコチラ。
他の日蓮宗大本山とは、
やはりどこか雰囲気が異なります。
この仁王門も、文久三年(1863)の、
真言宗の時代に建てられたもので
正面に向かって右の口を開けている阿像は、
那羅延金剛で一切の法の最初を表し、
左の口を閉じている吽像は、
密迹金剛で一切の法の窮極を表しているとか。



清澄寺  本堂  清澄寺本堂の彫刻の案内板



本堂は大堂とも呼ばれ、
やはり真言宗時代の、
天和二年(1682)の建立。
日蓮宗の本尊である大曼荼羅
十界曼荼羅の前に奉安されている、
旧本尊の虚空蔵菩薩像は、
享保二年(1717)に彫刻されたもので、
日蓮が拝した虚空蔵菩薩像が、
胎内に納められているそうデス。
本堂の彫刻はこの地方に多い、
絢爛豪華なタイプです。



大クス  大クス



ブログ記事の後に記載する、
"清澄の大スギ"の陰に隠れて、
あまり注目されていないこの大クス。
樹高15m、幹周7.7mで、
千葉県のクスノキとしては、
第三位の幹周なんだとか。




開花した桜  開花した桜


この大クスの近くに、
開花をしていたソメイヨシノらしき、
桜花をみつけました。
奇しくもワタシが今季初めてみた、
染井吉野の花デス。



清澄寺境内からの景色



清澄山の主峰は標高377mの妙見山で、
千葉県で三番目に高い山。
景色は最高に美しいデス。




清澄の大スギ清澄の大スギ案内板



さて、今回の主目的であった、
清澄の大スギこと千年杉。



清澄の大スギ  清澄の大スギ
清澄の大スギ  清澄の大スギ



高さ約47m・幹周り約15m、
樹齢は少なくとも約800年。
大正十三年(1924)に、
国の天然記念物に指定されました。
昭和二十九年(1954)の台風で、
並立していた大杉が倒れ、
この大杉の南側の枝が落とされたそうデスで、
中心部は空洞化した祠になっているようデスが、
まだまだ力強い樹勢を感じます。


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