「掃苔ってなんですか?」

芥川龍之介の墓

・・・って、メールを頂きました。すみません。
確かに説明不足だったと思います。



まずは「掃苔」のよみかたです。
これは「そうたい」と読みます。
言葉の意味は苔(こけ)を掃除することです。
墓石に生した苔を剥がし墓碑を読み故人を偲ぶことを表しています。
「展墓」(てんぼ)という言葉もあります。



なんだかんだ言ってもつまりこれは、
故人のモニュメントである墓を訪ね、お参りして
故人との擬似面談を楽しみことにあるのです。
絶対にもう会えることのない人たちに
直接会えたような感覚があるんですよ。なんとなく。




掃苔を語るとキリがないのでお薦め本の紹介でしめますね。

小さな本なので携帯に便利です。
ただしこの手の本では「元祖」的なもので古いので、
現在では非公開になっているお墓もありますので注意してください。
江戸東京名士の墓碑めぐり (古地図ライブラリー)

江戸東京名士の墓碑めぐり (古地図ライブラリー)

こちらは大判でカラー写真つきです。別冊太陽なのでとっても美しい写真とともに、
故人の死の「その日」の模様が記されています。




さぁ「あの人」に会いに行きましょう。
ただしマナーは守りましょうね。



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