今日は代休。子供が学校に行っている間に、
義父の墓参りに行きました。
本当は、義父に孫の成長を報告すべきところですが、
なんせ巨大な船橋市の市営霊園ですから、
お彼岸の休日に行けば大混雑に巻き込まれてしまいます。
帰り道電柱に、
「船橋大神宮」の案内が書いてあるのを見かけました。
船橋大神宮といえば、この辺りでは、
前にも紹介した二宮神社とならび、
「延喜式内」の歴史ある神社です。
私、自分の七五三はこちらだったようですが、
その後32年間、一度もお参りしたことがありません。
もちろんまったく記憶にもありません。
ちょっくらお参りして、
32年間の無事をお礼しましょう。
意外に狭い境内です。
社殿は戊辰戦争で燃えてしまい、
現在のものは明治十三年(1880)頃の再建だそうです。
東征していた日本武尊が創建したと伝わります。
源義家、源頼朝や、徳川家康、明治天皇の厚い信仰を受けました。
鎌倉時代には日蓮がここで断食し、
曼陀羅と剣を奉納したともいわれています。
家康の上覧相撲に始まる奉納相撲は今も行われています。
立派な土俵がありました。
境内にある日露戦役記念碑の揮毫は、
とっても丁寧な楷書なんですけど、
誰が書いたのか見てみれば大山巌元帥でした。
あの人顔に似合わない字を書くんですねぇ。
境内奥に、よーく見ないと分からないんですけど、
木立の隙間に、六角形の灯明台が見えます。
明治十三年(1880)に地元の有志によって建てられた、
木造三階建ての現存する最大の民間灯台です。
お正月の三が日だけ一般公開されているそうです。
当時石油によるこの灯台の光は11kmに及んだそうですが、
今や海は遠くになってしまいました。
大神宮の鳥居のすぐ横に、
青木竹工さんという竹細工のお店がありました。
かみさんなんだかいろいろ買い込んでいましたが、
子供達のお土産はこの竹の虫かごです。