【坂東第二十五番】筑波山 知足院 中禅寺 大御堂

宗派 真言宗豊山派
本尊 千手観世音菩薩
ご詠歌 大御堂 かねは筑波の 峯にたて かた夕暮れに くにぞこひしき
300-4352 つくば市筑波748

大御堂   

そもそもはこの筑波山
奈良時代末期に徳一法師が伽藍を建立し、
その後これまた、どちらかの「弘法大師」が山を踏破し、
こちらの旧名である「知足院 中禅寺」と名づけました。
男体・女体を伊弉諾尊伊弉冉尊とすることと同様に、
それぞれ千手・十一面観音として崇拝し、
つまりは筑波山神社と完全に同体となっていたんです。
いや、むしろ仏教色のほうが強く、
現在の筑波山神社の社殿にはこの大御堂があり、
上で紹介した門は、仁王門であったのです。
明治の神仏分離令廃仏毀釈によって起きた、
筑波山事件・・・。
これにより、知足院中禅寺は取り壊されて、
その地は完全に筑波山神社の単体のものとなります。
大御堂は昭和五年(1930)に再建されたものの、
昭和十三年(1938)に山津波で理没。
現在の本堂は昭和三十六年(1961)のものです。
ご本尊は土砂の中から無傷で掘り出されたとか。
ご朱印  
しかしまあ、なんですなぁ。
廃仏毀釈がなかったら、
日本にはもっと素晴らしい仏教の遺産が、
いっぱいいっぱい現存していたんでしょうね。
残念です。



さて、ここからどうやってマイカーのある、
パープルライン駐車場に戻りましょう?。




15:36の路線バスの最終便は我々をかすめて行ってしまいました。




結局タクシーで2,180円・・・。





高くつきました。(涙)






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