渡辺勘兵衛を描いた二作

関係ないけど日比谷公園の梅





派遣会社のCMではありませんが、
上司や経営者があまりに??だと、
転職したくなるのは当然なんですが、
ちょっと歴史が好きな人ならば、
こんな名前を思い浮かべることと想います。




→ 渡辺了 - Wikipedia




先日紹介した日本三大太郎の金太郎の同僚(頼光四天王)で、
このブログにも以前度々登場する渡辺綱の子孫ともいわれ、
通称の「渡辺勘兵衛」の名のほうが有名です。
「槍の勘兵衛」と呼ばれるとおりの戦国の豪傑。
詳しくは上のWikipediaをどうぞ。




私が彼に最初に興味を持ったのは、
司馬遼太郎にハマり、
ほとんどの作品を読み漁ったときなんですが、

新装版 軍師二人 (講談社文庫)

新装版 軍師二人 (講談社文庫)

この中の短編「侍大将の胸毛」を読んだ時でした。
この中の勘兵衛は戦国の豪傑そのものの荒々しい男で、
人妻との淡い恋を描いています。
勘兵衛の最後の主人・藤堂高虎の扱いはクソミソです。 
この小説は面白く読み終え、
その後ちょいっと「渡辺勘兵衛」プチマイブームを迎えました。
でもこの人あんまり史実は残っていないんですよ。
すぐ終わっちゃったっけ。




昔は食わず嫌いだった池波正太郎さん。
会社にある「ご自由にどうぞ」本箱に、
この本を見つけたのは、昨日の夜です。

戦国幻想曲 (角川文庫)

戦国幻想曲 (角川文庫)

一晩で夢中で読んでしまいました。
司馬の「勘兵衛」とはまったく違う、
池波の「勘兵衛」なんですが、
短編と長編という違いもありますから、
単純には比較できないですけれど、
二大巨匠の描く「渡辺勘兵衛」。
二人の人物の描き方の違いがよく表れています。
う〜ん。面白かった。




ともかくまあ、
何が言いたいんだかよく分からなくなってしまいましたが、
一時の感情に流されたり、
あまり頑固になってしまっては、
人に仕える人間としては、
あまりいい結果にはならないのではということです。
でも性格なんてそうそう簡単に直るもんじゃねぇからねぇ。




まぁ私は実際、大学を卒業して入社して、
すぐに結婚して子供が出来てしまったから、
一度も職を変えたことは無いんですが・・・、




勘兵衛さんよぅ。
おらー、あんたの気持ち、よく分かるよ。(笑)




私のとこは「高虎」(たかとら)ではなく、
「猟虎」ですが・・・。(汗)




にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
人気ブログランキングへ ← ランキングに参加中。応援クリックをお願いします。