→ 「世界の終わり、あるいは始まり」
→ 「葉桜の季節に君を想うということ」
→ 「イニシエーション・ラブ」
→ 「リピート」
ドンデン返しの結末の小説に凝っている私。
「こちらもなかなかいいですよ。」
と、薦められ素直に読んで見ました。
- 作者: 森絵都
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 文庫
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人気の児童文学作家の
森絵都さんの代表作が、
やっと文庫化されたものなのだそうです。
全然知りませんでしたが、
映画化もされていたんですね。
今、話題になっている『DIVE!!』も、
森さんの作品です。
「自殺」、
「いじめ」、
「不倫」、
「援助交際」、
「不正内部告発」、
と、誰もが耳を塞ぎたくなるような題材を、
所々にちりばめているのに、
爽やかな涙を誘う小説でした。
スレている私にとって、
「オチ」は想像していた通りでしたが、
けしてがっかりはしません。
なんだかホッとして、
心が少し優しくなれるような、
そんな小説でした。
うん、いいです。