「世に棲む日日」(1〜4)


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→ 十思公園
→ 第?次吉田松陰マイブーム
→ 「吉田松陰・留魂録」
 




新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)新装版 世に棲む日日 (2) (文春文庫)
新装版 世に棲む日日 (3) (文春文庫)新装版 世に棲む日日 (4) (文春文庫)




コメント欄にも書きましたが、
まだまだ続く今回の第?次吉田松陰マイブーム。
司馬遼太郎の中でも特に大好きな作品の一つ、
「世に棲む日日」を何年ぶりかに読み直しています。
前回読んだのは、おそらく20代の頃のこと。
おそらく満30歳に満たずに刑死した松陰を、
年長者として感じていた、そんな記憶があります。




→ 「あしたのジョー」



この「矢吹丈」にも同じ感覚があり、
自分でもびっくりしたのですが、
私は、彼等の年を遠く追い越し、
結婚して、二人の子の親となりました。



ちっぽけでくだらない、
この小さな会社で、
サラリーマンというものになり、
俗に汚れ、世間の垢にまみれ、
愛想笑いや、自分を殺すことも覚えました。



この本を読み返せば、
そこに変わらずいたのは、
私が若き日と同じ、
幼いほどに神々しく、
そして純粋な寅次郎こと、吉田松陰




司馬はこの小説の冒頭、
松陰をこう称しています。



(自己の思想や主義の純化と行動化にのみ忠実な)
底抜けにおさない人物。


正直、子供達には、
こんな人物になって欲しいとは思いません。
ただ、自分はなぜ今、
ここで、こうしているのだろうと思えば、
彼への憧れはつのります。



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