紀尾井町に出勤するようになって、
初めてのD番。。。
ランチはコンビニ弁当だったもので、
ブログは貯金ネタの、
おなじみ【終焉の地】シリーズです。
(↑なんぢゃそりゃ？？)
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ワタシの通勤途中、
紀尾井町の清水谷公園の中央にある、
「贈右大臣大久保公哀悼碑」。
この地で暗殺された維新三傑の一人、
大久保利通の死を哀れみ悼む記念碑です。
「紀尾井坂の変」と呼ばれる、
不平士族による大久保利通暗殺事件。
その名称のせいか、
一部の歴史小説やドラマでは、
紀尾井坂の途中で、
馬車が襲われる場面がよくありますが、
実際は紀尾井坂ではなく、
この碑がある清水谷公園より、
さらに赤坂見附よりの、
現在の参議院清水谷宿舎の、
ちょうど前辺りだったようです。
大久保が霞ヶ関の自宅から、
赤坂仮皇居に向かうと途中のことです。
暗殺犯は主犯の島田一郎他五名。
馬車の前に二名が立ちふさがり
人払いで前に立った、
馬丁の芳松を振り切って、
まず刀で馬の足を斬ります。
そして隠れていた四名が現れ、
馬車を取り囲み、
従者の中村太郎を刺殺。
芳松は助けを呼びに走ります。
馬車から引きずり降ろされた大久保は、
「無礼者」と一喝するも、
頭部を集中して滅多刺しにされて斬殺。
直後に駆けつけた前島密によると、
「肉飛び骨砕け、又頭蓋裂けて脳の猶微動するを見る」
と、証言しておりますから、
とても凄惨な事件現場だったのでしょう。
裏面碑文は漢文で、
フェンスからかなり離れており、
また雑草が繁っていて、
特に下部はほぼ読めません。
千代田区教育委員会が、
かなり詳しい案内板を二つ設けています。
夜はライトアップもしているようですが、
その前にまず雑草どうにかならないですかね。
大久保さんは、鹿児島県人にも、
西郷どんを敵に回した張本人として、
今も人気がありません。
これがもし西郷隆盛関連の碑であれば、
全国数ある顕彰団体が、
こぞって清掃していることでしょう。
そうそう、大久保利通が、
暗殺された時に乗っていた馬車が、
倉敷にある五流尊龍院に現存しているとか。
二頭立らしいんだけど、
案外小さいんだな。
実際に見てみたいです。
