「神の領域〜検事・城戸南」

「刑事・鳴沢了」シリーズ　→　その一、その二、その三

「刑事・鳴沢了」シリーズ読み終えました。
他にも読む本は溜まっているんですが、
このシリーズの最終作「久遠」(上・下)にも登場する、
人間味あふれる横浜地検の検事・城戸南が、
主役で登場する作品があると知り読んでみました。

神の領域―検事・城戸南 (中公文庫)

箱根駅伝を途中棄権したことを、
いつまでも心の傷として残し、
その絶望感を力にして、
司法試験に合格し、
検事となった城戸南。
その城戸の恩人が、
陸上界の「神」として君臨しているのだが、
一つの殺人事件の捜査をすすめていくうちに、
次第にその「神の領域」に踏み込んでゆく。
しかしその「神」は・・・。

この著者の堂場瞬一さんは、
スポーツものに定評があるんですが、
その訳が分かりました。
自身がスポーツマンであり、
新聞記者という前職が生かされているのか、
スポーツマンの細やかな心情が、
とても躍動的に描かれていて
確かに面白いです。
こりゃ、堂場さんの他の作品も是非読んで見ます。

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