「タイムマシンのつくり方」(広瀬正・小説全集6)


→ 「マイナス・ゼロ」(広瀬正・小説全集1)
→ 「ツィス」(広瀬正・小説全集2)
→ 「エロス〜もう一つの過去〜」(広瀬正・小説全集3)
→ 「鏡の国のアリス」(広瀬正・小説全集4)
→ 「T型フォード殺人事件」(広瀬正・小説全集5)




「刑事・鳴沢了」シリーズ → その一その二その三




さて、年末から年明けにかけて、
「刑事・鳴沢了」シリーズにハマったり、
郷土の歴史書ばかり読んでいたので、
この広瀬正さんの小説全集の完結である第六巻を、
紹介したつもりですっかり忘れていました。







全集最終巻は、短編とショートショート24編と、
ロバート・A・ハインラインへの熱い思いのような随筆が、
付録として巻末にあります。




私も、広瀬さんの、「マイナス・ゼロを読むまでは、
もっとも素晴らしいタイムスリップ小説作家は、
ハインラインだと思っていました。
広瀬さんはハインラインから影響を受けていたんですね。
うん、そりゃ当然といえば、当然です。




さて、この巻にある24編。
広瀬さんお得意の、湧き出たような、
タイムマシンものもあれば、
商業的に書かされたかのような、
ちょっと違うジャンルの短編もあったり・・・。
いや、それでも全部面白かった。





→ 「筒井康隆」関連の記事




最巻末には、広瀬氏の死の数年後に書かれた、
やはり私の大好きな筒井康隆氏の解説があります。




日本におけるSF作家って、
あんまりいい扱いを受けていなんだねぇ〜。
私個人的にはウダウダと人間の細かい心情のようなものを、
ネチネチと描き、なぜかそれが純文学とか称される、
つまらない小説で、かのA賞なんかもらう作家より、
よほど、難しいジャンルじゃないかと思っております。





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