習志野駐屯地 第1空挺団 降下訓練始め 2011 

日時 平成23年1月9日(日)11:00〜12:00
場所 習志野演習場
274-0077 船橋市薬円台3-20-1(習志野駐屯地)
公式サイト http://www.mod.go.jp/gsdf/1abnb/




習志野駐屯地 → その一 夏祭り 2010

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習志野演習場 入口




明治6年(1873)、西郷隆盛元帥の指揮の元、
この地で、明治天皇観覧の陸軍大演習が行われ、
抜群の活躍をみせた篠原国幹少将を、
天皇自ら召して誉め「篠原に習え。」という意から、
「今日よりこの地を"習志野原"と名づけ、操練場と定む。」
と、なり、「習志野」が誕生致しました。
帝国陸軍、騎兵連隊・戦車連隊の錬兵場を経て、
現在その一部は、陸上自衛隊"精鋭無比"のエリート集団、
第1空挺団等の「習志野演習場」となっております。
今日は、そこで一年に一度の「降下訓練始め」です。
普段は立ち入ることの許されないこの演習場に入って、
間近に、落下傘の降下訓練を観ることが出来ます。
子供の頃は何度か来た覚えがありますが、
おそらく30年ぶりのことか。
息子達と三人で、チャリンコで行って見ました。







演習場施設配置図  習志野演習場内を進む





船橋市習志野市八千代市にまたがる、
広大な習志野演習場。
習志野駐屯地に近い北西の、
国道246号線成田街道側の正門から入場して、
習志野市習志野八千代台に近い、一般見学席まで進みます。
輸送用のトラックがシャトルバスを務めていましたが、
我等はチャリンコなのでスイスイでした。
手荷物検査を受け、いよいよ会場に入ります。





迷彩服試着・落下傘装着体験コーナー  制服試着コーナー




この手のイベントのお約束。
まずは広報コーナーでございます。
迷彩服試着・落下傘装着体験コーナー、
制服試着コーナーで、子供達の人気取り。
将来の自衛隊員募集の先行投資なのかな。



チーバくんと千葉衛(ちばまもる)




おおっーとっ!!。
最近、千葉国体のマスコットから、
千葉県そのもののマスコットに昇進したチーバくんと、
千葉県内の自衛隊のマスコットなのか、
千葉衛(ちばまもる)のツーショット。



→ 千葉のキャラクター〜チーバくん・ちば犬〜
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偵察用オートバイや軽装甲機動車  発射機(LS)



  
見学席の手前には、
偵察用オートバイや軽装甲機動車
発射機(LS)が並んでいました。





北澤俊美防衛大臣登場




さて、大型輸送ヘリCH47で、
北澤俊美防衛大臣が登場です。
どこでわざわざこのデカいヘリに乗って来るのだろう。
まっすぐ車で来たほうがよほど速いだろうに。



空挺傘696M1(12傘)  落下傘




さて、最初にテストのように降下してきたのは、
最近の"デフォ"の落下傘、空挺傘696M1(12傘)です。
私が子供の頃の落下傘とは随分変わりました。




落下中の自由降下傘MC-4  着地する自由降下隊員



こちらは高度10,000mから、
酸素ボンベをつけて落下する、
自由降下傘MC-4。




落下傘を丸めて走る隊員




降下後、落下傘を自ら丸めて走る自由降下隊員。
およそ「運動神経の塊」のような方々なんでしょう。




OH-6D  AH-1S




あたしゃミリタリーヲタではないので、
実はあまり区別がついておりませんが、
OH-6Dや、AH-1Sというヘリがバタバタと行き交います。



CH47  CH47からのリぺリング



しかし、この大型輸送ヘリCH47はやっぱり大迫力。
リぺリングというらしい低空飛行からのロープでの降下。
うん、"レンジャー"っていう感じがムンムン。
あの御巣鷹山日航機墜落の惨事には、
この第1空挺団が救助に大活躍致しました。



落下傘  C130からの降下  



大型輸送機C130から、
10人が続々と降下します。



着地寸前  着地の瞬間



レジャー用のパラシュートとは違い、
のん気に降りて来ては、敵に撃たれてしまうもので、
かなり速いスピードなんだそうで、
子供の頃に当時の隊員さん(友人の父)に聞いた話によれば、
まるで二階から飛び降りるようなもんなんだとか。
写真のこの通り、よく見ると、
着地の瞬間にひっくり返っている隊員も多いです。



UH-1J  




UH-1Jがまるで、地獄の黙示録
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C-1  C-1からの降下
習志野原に降りる落下傘



大型輸送機C-1から続々と降下が続く着ます。
一見簡単そうに見える、この落下傘。
実は、一昨年の2009年4月にも、
この第1空挺団員が、
東富士演習場で宙吊りになってしまい、
尊い命を犠牲にしました。
この訓練で亡くなったのは六人目のことだとか。
まさに、命懸けです。




CH47にぶら下がった隊員  CH47




CH47にぶら下がったまま退場した隊員さん。
代わりに輸送車や高射砲がぶら下がって登場しました。




輸送車  演習の様子



輸送車が何台も集団で侵攻。
高射砲がいくつも備えられ、
なぜか網のテントが張られています。



火薬演習  CH47




どこから、どこを撃っているのか、
さっぱり分からず仕舞いに終わりましたが、
ドーン、ドドーンと、火薬の音が心臓に響きました。



北澤俊美防衛大臣訓示



最後は、北澤俊美防衛大臣訓示です。
さて、ここで一般の皆さんは皆お帰りになるようですが、
毎年、通っているかのようなヲタさんは、
まだまだ帰ろうとはしていません。




89式装甲戦闘車と74式戦車




演習を終えた、89式装甲戦闘車や、
74式戦車がこちらに近づいて来ました。



74式戦車  74式戦車



74式戦車です。
やっぱり戦車は。装甲車にない迫力があります。



OH-6D  UH-1J



その後はヘリも間近に見学出来ました。
写真はOH-6D(左)、UH-1J(右)。




CH47J  CH47の内部



今日の演習で大活躍のCH47J。
ここから飛び降りると想像すると、
キ○タ○が縮み上がります・・・。



AH-1S(コブラ)




おおっーっ、これは、AH-1S
通称"コブラ"ってやつだねぇ。
こんなのに追いかけられたらそりゃ、おっかないよ。




ブラックホークの着陸  米軍のUH-60(ブラックホーク)




なぜか、アメリカ陸軍のUH-60
通称"ブラックホーク"がやって来ました。
やはり米軍機をここでみるのは、
ちょっと微妙に、??感・・・。





アメリカ兵




とてもフレンドリーな米兵さん3人でしたけどね。







日本の自衛隊が、災害救助と、
永遠に訓練だけを繰り返す、
大変失礼ながら「戦争ゴッコ」集団であり続けることを切に祈る、
中2と小5の二人の息子を持つ、41歳の父の新春でありました。





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