DVD「バベル」

バベル

公式ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/babel_blog



最近また、本や映画の紹介が少ないと、
一部のマニアな読者の方々のご指摘を頂戴しました。
しかし、私は平均すればいつもの通り、
一週間に2,3本の映画のDVDを観て、4,5冊の小説等の本と、
1,2冊のコミックス、そして数冊の月刊誌・週刊誌を読んでおります。
しかしどうも、最近ここに書きたいと思う、
小説や映画が少なかったというのが正直な感想・・・。
でもここんとこ、唯一心に残った映画は、
遅れ馳せながら観た、公開当時話題になったこれかもしれない。




スマイルBEST バベル スタンダード・エディション [DVD]

スマイルBEST バベル スタンダード・エディション [DVD]




日本人女優のオスカー・ノミネートで話題にはなったものの、
多くの映画関係者から、作品としては酷評を受けているこちらです。
ロッコの一発の銃弾と、、アメリカ・メキシコ、そして東京。
遠く離れた三ヶ所と時間軸が交差する、確かに使い込まれた手法ではあります。




ミステリー・トレイン [DVD]

ミステリー・トレイン [DVD]




この手の時間軸の交差と、日本人の出演では、
この元クラッシュのジョー・ストラマーが出演した、
ジム・ジャームッシュのこの、
「ミステリー・トレイン」が印象に残ります。
この二作ともに物語としての未完成度が指摘されて、
作品としてはあまり評価がされていませんが、
私はどちらも結構面白く観た映画でした。




映画や小説に必要なのは、明確な起承転結ではありません。
本ならば、リーダビリティ。
映画も同じ。絵画と同様に観るものを引き込ませる力です。
そういう意味では、この作品にはその力があった。
最近のパキスタンで起きたあの事件の背景、
アメリカの驕りも、ここにちゃんと表現されている・・・。
「バベル」という題名もとても深い。




→ バベル - Wikipedia




しかしやっぱり日本人としては、
多くの過去のハリウッド映画同様に「日本」の表現が?であることと、
20代半ばの菊地凛子さんがどうしても女子高生には見えず、
ちょっとお疲れ気味のヌードが痛々しく思えてしまって、
「引き込まれ」から、離脱してしまったのが残念でした。





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