「愛しの座敷わらし」【上・下】(朝日文庫)


恒例の無償の早出の金曜日ですが、
"神田分園"の出張朝礼は昨日一日早く済ませています。
今日は"丸の内分園"のある得意先のソーカイです。
都心の有名ホテルのエントランスで、
6時間以上立ち続けた"お手伝い"で終わった一日。
ランチも3時過ぎに、同業他社の担当者とチャチャと済ませました。
そんな訳で、また貯金ネタで失礼します。





→ 「荻原浩」の検索結果一覧 - 旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】跡地
 


愛しの座敷わらし 上 (朝日文庫)

愛しの座敷わらし 上 (朝日文庫)

愛しの座敷わらし 下 (朝日文庫)

愛しの座敷わらし 下 (朝日文庫)




なかなか直木賞がとれない、
私の大好きな作家、
荻原浩さんの最新文庫化作です。


この作品が、
第139回の直木賞候補になって、
結局落選したのですが、
私はこの二つの文庫にある短編が混同しており、
落選は当然であると思っていました。



さよなら、そしてこんにちは

さよなら、そしてこんにちは

押入れのちよ (新潮文庫)

押入れのちよ (新潮文庫)



→ 「さよなら、そしてこんにちは」
→ 「押入れのちよ」





いやいや、どうやらそれは間違い。
改めてこの本当の候補作品を読んで見ると、
この文庫上下二巻となったこの長編は、
なかなかの傑作であり、
思わずう〜んと唸りました。
正直、その回の直木賞受賞作より、
私の感想では絶対に素晴らしかった。
久しぶりすぐに二度読みたいと思うお気に入りとなりました。



はいそして、今回素晴らしかったのは、
予想していたものの、うるると感動させられた、
最後のファミレスでの一行と、
なんてことのない日常のこの台詞でした。





「ああ、ビール。
よく冷えたビールとほどよく塩がきいた枝豆さえあれば、
あとは二本目のビールしか要らない。」





さて、最新の第144回の直木賞も、
「砂の王国」で候補になったものの、
やはり落選した荻原さん。
いやいや、絶対に受賞で出来る実力のある作家さんだよ。
次回を是非期待しております。






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