東野圭吾「加賀恭一郎シリーズ」について


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今日は午後イチで僻地の本社に行かねばならず、
昼前に赤坂を出発したもので、
ランチは社食のまずい豚竜田揚げ定食で済ませました。
その後もなんだかんだとバタバタしたままの一日。
そんな訳で今日は珍しく貯金ネタっす。
溜まっている【読書】話題でスンマソン。




東野圭吾作品はかなり読みこんでいるものの、
検索してみればブログに書いたのはこの程度。。。
ファーマウンテンに薦められて「ガリレオシリーズ」も最近読みました。
でもなぜか「加賀恭一郎シリーズ」には手がつかない状態でした。




麒麟の翼~劇場版・新参者~ 通常版 [DVD]

麒麟の翼~劇場版・新参者~ 通常版 [DVD]



先日このシリーズの最高傑作とされる第9弾、
麒麟の翼」の映画化をDVDで借りて観ました。
原作よりも映画を先に観るのっておいらほとんどありません。
とある俳優さんの演技には毎度ながら失笑したものの、
ストーリーはとても深く考えさせられる内容でした。



麒麟の翼

麒麟の翼

新参者

新参者



この原作と第8弾「新参者」はまだ文庫化されていませんが、
第7弾まではすべて文庫化されています。
先日の家庭内アルバイトの報酬で"大人買い"。('∀`)



卒業 (講談社文庫)

卒業 (講談社文庫)

眠りの森 (講談社文庫)

眠りの森 (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

悪意 (講談社文庫)

悪意 (講談社文庫)

私が彼を殺した (講談社文庫)

私が彼を殺した (講談社文庫)

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

赤い指 (講談社文庫)

赤い指 (講談社文庫)



主人公自身の人間性・内面をあまりみせない、
沈着冷静な若き敏腕刑事「加賀恭一郎」。



このシリーズの内の二作は、
犯人が誰であるか最後まで明かさずに、
東野ファンに大論争を生んだ問題作。
多少、トリックに無理があり、
矛盾はいくつもありますが、
とにかく、シリーズ全作を通し、
この鉄仮面のような加賀刑事と、
自分の心にすら嘘をつき通すような、
容疑者・殺人犯たちとの攻防が面白い。



愛憎、友情、裏切り、支配、妬み、絶望。
すれ違う家族、堕ちていく不倫愛、
盗作、いじめ、自殺、
近親相姦、同性愛というタブー。
けして許されない若き日の一度の過ち。。。
読み込むとどんどん人間不信に陥りそう。。。。




所轄署の一人の刑事が、ほぼ単独行動で、
どんだけの数の殺人事件を担当して解決してんだよ。
っつー、現実とあまりに違う、
警察捜査の設定にツッコミもありますが、
そこに目を瞑ってしまうほどに
ここに描かれた人間の心情にリアリティがあるんだろうな。
これがこのシリーズのリーダビリティなんだと思う。
早く残り二冊も文庫化してください。
m(_ _)m




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