「木暮荘物語」(祥伝社文庫)


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折角久しぶりの読書ネタなもので、
貯まっている小説ネタをもう一本放出。





木暮荘物語 (祥伝社文庫)

木暮荘物語 (祥伝社文庫)





三浦しをんさんの文庫化最新作は、
小田急線・世田谷代田駅徒歩五分、
築ウン十年、全六室の木暮荘が舞台。
このぼろアパートで繰り広げられる数々のエピソード。
彼と元カレが交錯する花屋店員、
死ぬ前にセックスがしたい老人大家、
本当の愛や恋が分からない女子大生、
そしてそれを屋根裏から覗くサラリーマン。
表面上は平穏な日々を送る人々の奥底にある、
愛と哀しみ、そしてぬくもり。




三浦しをんさんてばさぁ、
女流作家でありながら、
エッセイもあけっぴろげなんだけど、
小説はいつもある意味とてもエゲツなくて、
性描写も凄い生々しくて、
いつもドキリとしてしまうんだけど、
それに余りある心温まる温かさがあるんです。