「舟を編む」(光文社文庫)


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→ 「まほろ駅前番外地」(文春文庫)
→ 「風が強く吹いている」(新潮文庫)
→ 「神去なあなあ日常」(徳間文庫)
→ 「光」(集英社文庫)
→ 「星間商事株式会社社史編纂室」(ちくま文庫)
→ 「木暮荘物語」(祥伝社文庫)
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大体週イチの電話番。
ランチは大先輩を使いっ走りに、
銀座周辺の店のお弁当なもので、
今日も恒例の貯金ネタ。
なんと今日は珍しく読書ネタだよん。
実は変わらず、いつも通り、
週二三冊の読書はしているものの、
最近どうもここに載せたいと、
強く思う面白い本がなく、
全くのご無沙汰で失礼しました。





舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)




とある出版社の辞書編集部に引き抜かれた、
冴えない容姿であるものの、
日本語の「言葉」に対するセンスの高い、
大学院出の「馬締」(まじめ)君。
全く新しい辞書「大渡海」編纂の為、
その不器用であり、
一見のんびりとしたような奮闘記。
そして、まるで燃えたぎるような、
熱い情熱を灯すエピソードなんですが、
同じ下宿で出会ったヒロインとの、
どこか間抜けで温かい恋愛記。







三浦しをんさんの大ファンながら、
この2012年本屋大賞第一位受賞作は、
ずっとこの文庫化を待っておりました。
日本アカデミー賞受賞の映画化も、
あえて遠ざけておりました次第です。
しかし、この映画化のキャスティングはどうなんだう。
自分の中ではどうも全然違うような気がします。





閑話休題、さて原作です。
いやいや久しぶりに、
文句なしにサイコーに面白い小説でした。
文庫化特典の「馬締の恋文」(全文?収録)もオススメです。