国指定史跡 日光山内
宗派 天台宗
本尊 阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音
321-1431 日光市山内2300
公式サイト http://rinnoji.or.jp/
さてお次は二社一寺の一寺、
日光山輪王寺参詣と行くつもりでありましたが、
時刻はすでに午後三時。
日光山の諸堂の冬の参拝時間は午後四時までで、
入場はその30分前。
つまりもう時間がないのです。
共通券をあきらめて、
家光の戒名であり廟所・墓所である、
大猷院に絞って見学しましょう。
輪王寺の由緒・背景は、
こちらも不本意ですが、
公式サイトとウィキの記事をどうぞ。
徳川家初の生まれながらの将軍である三代家光。
家康を尊敬する気持ちは一際強かったと云われ、
おそらくこの日光山内に、
祖父と同じように祀られたいという、
本人の遺志があったのでしょう。
ただ祖父は神となり東照大権現となり神社ですが、
家光の大猷院殿大相国公はあくまで戒名。
ですので、あくまで寺院の諸堂です。
寺院らしい常行堂と法華堂はやはり重文。
左右に阿吽の金剛力士を祀る仁王門をくぐると、
ここから先は、ほとんど神社のよう。
仁王門の先に、
まず宝庫があるのも、
東照宮の神庫と同様。
御手水はよく見ると、
後ろの湧き水から、
石の水道によりひかれています。
改修中の重文・二天門。
ここに本来は明治の神仏分離で、
陽明門から追い出された、
風神・雷神が祀られているそうですが、
今は下の三仏堂で特別拝観しているとか。
う〜ん、残念。
夜叉が祀られる夜叉門も重文。
「阿跋摩羅」(あばつまら)、
「毘陀羅」(びだら)、
「烏摩勒伽」(うまろきゃ)、
「犍陀羅」(けんだら)」の四体。
ここまではなんだか一生懸命に仏教化している感じ。
国宝の拝殿・相の間・本殿。
こちらも内部は写真撮影が禁止で残念ですが、
東照宮に勝るとも劣らない素晴らしさ。
千木・鰹木すらないけれど、
この拝殿・本殿の配置は完全に神社のもの。
この右手に竜宮城のような、
明朝様式の竜宮造の、
重文の皇嘉門があって、
この奥に家光の墓所がありますが、
こちらは一般には非公開とのことです。
本堂の三仏堂や、
天海の廟所・慈眼堂にもお参りしたかったなぁ。
また来年リベンジします。