宗派 日蓮宗
本尊 三宝祖師
145-0063 大田区南千束2-2-7
アポまで少し時間があったもので、
久しぶりに洗足池を散策致しました。
洗足池は面積0.41㎢の流れ込む川のない湧水池。
そもそもこの地は元々寺領の免田で、
稲千束分の税が免税だったことから、
「千束」=「千束池」と呼ばれていたそうですが、
後に日蓮が、この池の畔で休息して、
足を洗ったという言い伝えから、
一部地名が「洗足」となり、
「洗足池」となりました。
その際に袈裟を懸けたという松があった場所が、
今は御松庵というお寺になっております。
星頂山妙福寺は元々現在の馬喰町あった寺院ですが、
明暦の大火で浅草に移転し、
また関東大震災にも焼失して、
昭和二年(1927)にここにあった、
御松庵と合併という形で再建されました。
身延山から現在の池上本門寺に向かう途中に、
日蓮はこの地で休憩し松の木に袈裟をかけて、
池の水で手足を洗いました。
この松はその三代目とされています。
(右上の浮世絵は歌川広重が描いた袈裟懸松です。)