営業時間 10:00〜18:00
定休日 月曜日(月曜祝日の場合はその翌日)
入場料 無料
110-0005 台東区上野2-14-27 上野の森ファーストビル1F
公式サイト http://www.nagahama-kannon-house.jp/
午前中、台東区の財団法人を訪問したもので、
3月21日(月)にオープンしたばかりの、
長浜市の情報発信拠点に立ち寄ってみました。
上野公園の桜はまだ少し見頃には早いようです。
不忍池の畔にある、
上野ファーストビルの一階に、
びわ湖長浜 KANNON HOUSEはあります。
そもそも天海は不忍池を琵琶湖に見立て、
東の比叡山として、
東叡山寛永寺を建立しましたので、
場所的にはナイスな選択かもしれません。
コンセプトは、”東京にある長浜の観音堂”。
「長浜の”本物”の観音さまと出会い、
そのお姿を通して、長浜の暮らしと、
そこに住む人々の営みを感じていただければと思い、
この観音堂をつくらせていただきました。」
・・・そうですから、
寺院ではありませんが、
ブログカテゴリーを【他の寺院】に追加しました。
政教分離にうるさいプロ市民が見たら、
かなりギリギリのプロフィールかもしれない。
二ヶ月おきの入れ替えを予定しているそうですが、
初回ファーストバッターの観音さまは、
琵琶湖で二番目に大きな島、
竹生島の宝厳寺の聖観音立像。
館内中央に堂々と鎮座しております。
ガラスケースはありますが、
フラッシュなしならば写真撮影が自由です。
光背は欠損し蓮華座は江戸時代の後補、
白毫、蓮華、両足も近年の修復のようですが、
その他は平安時代の一木造と推定されています。
文化財には指定されておりませんが、
憂いのある自然な目つきに、
少し丸く上を向いた鼻、
いたずらげな笑みを浮かべる唇。
このアルカイックなスマイルに、
手足の長さのバランスが取れていて、
絶妙な腰の角度も美しい。
身体に比べ手のひらが小さいのも、
失礼ですがかなり好み。
側面から拝すると、
観音さまが衆生を救済しようと、
僅かに前屈みになっている様子が分かります。
女性の係の方が、ワタシの撮影の為に、
黒いロールスクリーンを下げてくれましたが、
通常、観音さまはこのスレンダーな後姿で、
江戸の琵琶湖である不忍池を眺めております。
こんなスポットが無料なんて、
仏ヲタにはたまらないな。
入替の頃にまた伺います。
ありがとうございました。