「押忍とは何か?」(三五館)

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→ 「拓殖大学」関連の記事




さて祝日🎌の今日も、
頑張って昼メシ抜き!!
夕方は最後の、
ダイヤモンド富士に、
チャレンジしますが、
とりま貯金の、
読書ネタをUPします。




押忍とは何か?

押忍とは何か?





小中学の義務教育から高校まで、
一貫して全く勉強もせずに、
浪人して更に偏差値を落とし、
そこしか合格出来ずに入学した、
我が母校、拓殖大学デスが、
ワタシは出身大学に、
誇りを持っておりますし、
愛校精神も強い方かと、
自負致しております。









そんなワタシに、
おそらく拓大出身のブログ読者の方に、
紹介されて知ったこの本でございます。
そもそもは『月刊空手道』、
2015年3月号~2015年12号に連載された、
「押忍の系譜」の大幅加筆再構成デス。




東京オリンピックの競技種目として採用された、
日本発祥の武道・空手。
空手界で使われる「押忍」は、
いまや“OSU(OSS)"となり、
世界200の国や地域で用いられている。
しかし、ほとんどの日本人は「押忍」に秘められた、
その奥深い意味を知らない。
本書は「押忍」の源流と、
世界にまで広がっていった遥かなる伝播の道のりを
多数の関係者の証言、
発掘した文献によって解き明かすものである。
すべての格闘技関係者&格闘技ファンに、
新鮮な感動と驚きをもたらす作品である。



【目次】
第一章◎押忍の源流
挨拶言葉は時代により変容する
全国各所で生まれた「オス」
押忍五段活用
諸説入り乱れる押忍の起源
葉隠』に由来するという説
江田島の「海軍兵学校」で誕生したとする説
海軍航空隊、海兵団で使われていた「オス」
「武専」の学生の間で生まれたとする説
拓殖大学で誕生したとする説



第二章◎オスの時代
拓殖大学とは
拓大のオス
「お前」「自分」「拓大」もすべて「オス」
「オス部落」のオス
空手小説『挑戦鬼』のオス
ラブレターを手渡す時も「オス! 」
「オス」は拓大の精神文化
コラム1 京都府警官隊に「オス自粛」が布告された



第三章◎押忍の時代
押忍の誕生
押忍の精神
相撲の極意書『相撲隠雲解』
押忍の語源
“ミスター押忍"は押忍の語源を知っていた
最古の押忍
押忍は空手界に広まった
合気道養神館の押忍
拓大柔道部の押忍
拓大文化
中山正敏は語る
コラム2 「押忍」でドイツ国家より勲章を授与された空手師範



第四章◎大山倍達の押忍
大山倍達と飯嶋勇
大山倍達木村政彦
極真カラテの押忍
『押忍の二文字』



第五章◎激動期の押忍
全国の大学へ
武道の復活
しごき、根性、精神論、スパルタの時代
学生運動そして民族派の台頭
日大応援団の押忍
少林寺拳法の押忍禁止令
拓大のオス禁止令
オスですべてが通じる
女性の時代へ



第六章◎押忍の国際化
世界に広がる“OSS"
ブラジリアン柔術の“OSS"
KIMURAとOSS
オランダキックボクシングの“OSS"
各国のOSS(OSU)事情
いかにしてOSS(OSU)は広まったのか
コラム3 英語にも「押忍」がある!?



第七章◎押忍の系譜
オスを使うことに抵抗感を持つ人たち
古事記』『日本書紀』における「押」と「忍」
言挙げせぬ国の押忍
拓大の校是は達成された



特別インタビュー 國際松濤館空手道連盟宗家 金澤弘和 押忍を語る<「押忍」をめぐるキーワード>
拓殖大学
木村政彦
大山倍達
中山正敏
塩田剛三
金澤弘和
・國際松濤館
合気道養神館
日本空手協会
ブラジリアン柔術
極真カラテ
・オランダキックボクシング
UFC
フルコンタクト空手
K-1


「オス」から「押忍」へ、
その源流、系譜を辿れば、
拓殖大学に流れ着き、
その精神と校是から生まれた言葉であると、
日大キックボクシング部出身の著者が、
熱く持論を展開する内容デス。
今ではPCでもスマホでも、
「オス」が「押忍」と変換されますが、
ワタシが拓大に入学した当時は、
数々血なまぐさい事件により、
すでに応援団は永久に廃止されていて、
「歌集同好会」となっていまいました。
校門には「高下駄禁止」と掲げられ、
学ランの先輩をみては「オス公」と、
後ろ指を差していた時代デス。
それでも入学式・卒業式等の行事には、
戦前生まれの諸先輩方から、
押忍に生きて、押忍に殉じた、
先人の熱き魂の功績を聞いたものデス。




とりま拓大健児必携の一冊でございます。





押忍




「押忍とは何か?」帯裏