ザリガニつり

ザ、リガニーズ

長男、次男を連れて近所の公園で、ザリガニつりをしました。
小学生の頃、ザリガニ釣りの巨匠と呼ばれた私のザリガニつり道。



私の仕掛けは、四、五本のサキイカ
なるべく小さなクリップと一緒にタコ糸で束ねるもので
糸の先はけっして棒などにはつけません。
自らの指先に、ザリガニの小さな引きを感じるのです。
網などを使うのも邪道です。
必ず、ザリガニ自らの意思でつかんだ仕掛けを上げ
完全に陸地に引き上げ
ハサミの届かない甲殻をつかみ、持ち上げなければ、
人間の勝利とはいえません。



ザリガニがイカに釣られる理由は二説あります。
一つは、単純に食料を得ようとしているというもの。
もう一つは、イカを他の動物と錯覚し、
ナワバリを主張し攻撃しているのだというもので、
私は後説を支持しています。



脱皮を繰り返し、大きく赤黒くなったザリガニが、
陸に引き上げられた後も、ハサミを高く掲げ、
威嚇している姿は、神々しくもあります。
話はそれますが、私は、ザリガニとカマキリのこの姿に感動します。
この二つの小さな生き物は、自分の何百倍も大きな相手に対して、
怯むことなく、威嚇し、また、攻撃します。



さてザリガニの威嚇のポーズ。
ここからが勝負の第二ラウンド。
片方の手で彼の注意を前方に向けさせ、
もう一方の手で後方から甲殻をつかみます。
ここで失敗すると、かなり痛い目に合わされます。
はさまれたからといって慌ててはいけません。
手を急激に振ると余計に痛いです・・・。
この場合はザリガニに敬意を持って
静かに水中に手を入れて、逃がします。


また、勝利して捕獲したザリガニを
家庭で飼おうとなんざ狂気の沙汰です。
ザリガニの飼育は大変難しく、
すぐ死んでしまい、ドブ臭い臭気を放ちます。
すぐにリリースするか、どうしても家庭へ招待したいのであれば、
一匹のみを選定して容器にいれ、長くとも二泊三日で、
捕獲した場所にちゃんと送り帰して下さい。
餌はサキイカなんてダメですよ。
金魚の餌か、塩気を抜いた煮干がお勧めです。
我が家にも写真の彼女が、一泊二日の予定で
ベランダのゲストルームにいらっしゃいます。




しかし、今時のガキどもお子様達のマナーの悪さには、
呆れかえります。まったくなっとらん。
網で川底の泥をすくい、何でもかんでもすくっては、
一つの容器に入れて全部持ち帰ります。
小さなザリガニを持って帰って殺してしまえば、
ザリガニは減少するばかりです・・・。



はぁ〜、嘆かわしい。*1


歴史ランキングへ  にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ← 一日一回クリックをお願いします。 

*1:そもそも、現在日本各地に生息するアメリカザリガニは、食用蛙の餌として輸入されたものが日本の在来ザリガニを絶滅同様にさせ繁殖したものでありますから、環境問題として考えれば外来種駆除と考えることになりますが、私にはそんなことはどうでもよくて、生きている命を無意味に無駄にすることはないという主張であります。・・・くどい!?