【坂東第二十八番】滑河山 龍正院 (滑河観音)

宗派 天台宗
本尊 十一面観世音菩薩
ご詠歌 音に聞く 滑河寺の 朝日ヶ淵 あみ衣にて すくふなりけり
289-0125 香取郡下総町1196


さて遅ればせながら昨日からの夏休み。
妻子を騙すかのように目的の九十九里に行くには
異常な程の遠廻りで滑河にやってきました。
重文仁王門
いきなり国重文の室町様式の重厚な仁王門が出迎えてくれます。
こちらに鎮座する仁王様。
享保の頃の大火には大きなうちわで火を扇ぎかえしたそうです
滑河観音本堂
昔話はこれだけではありません。
開基間近の平安の頃、
冷害と疫病に苦しむ城主の前に
老僧があらわれ網で観音像を掬い、
「この像に心から祈りこの淵に湧く乳水をなめよ」
と言ったといいます。地名の由縁ですね。
滑河観音本尊
本堂は綱吉が大檀那として再建した元禄年間のもの。
どことなく護国寺に似ているかも!?
絵馬・右  絵馬・左
夜な夜な悪さをしたという左甚五郎作の立体の絵馬も
この本堂の高いところにに釘でうちつけられています。
大師堂
こちらは慈覚大師円仁開基とされ、天台宗なんですが
境内には大師堂に弘法大師がまつられていました。
地元の八十八ヶ所なのでしょうか?
白装束のお遍路さんがお参りしてました。
宝篋印塔群  銅造宝篋印塔
他には宝篋印塔群や銅造りの宝篋印塔が目を引きます。

滑河観音朱印

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