宗派 天台宗
本尊 十一面観世音菩薩
ご詠歌 音に聞く 滑河寺の 朝日ヶ淵 あみ衣にて すくふなりけり
289-0125 香取郡下総町1196
さて遅ればせながら昨日からの夏休み。
妻子を騙すかのように目的の九十九里に行くには
異常な程の遠廻りで滑河にやってきました。
いきなり国重文の室町様式の重厚な仁王門が出迎えてくれます。
こちらに鎮座する仁王様。
享保の頃の大火には大きなうちわで火を扇ぎかえしたそうです
昔話はこれだけではありません。
開基間近の平安の頃、
冷害と疫病に苦しむ城主の前に
老僧があらわれ網で観音像を掬い、
「この像に心から祈りこの淵に湧く乳水をなめよ」
と言ったといいます。地名の由縁ですね。
本堂は綱吉が大檀那として再建した元禄年間のもの。
どことなく護国寺に似ているかも!?
夜な夜な悪さをしたという左甚五郎作の立体の絵馬も
この本堂の高いところにに釘でうちつけられています。
こちらは慈覚大師円仁開基とされ、天台宗なんですが
境内には大師堂に弘法大師がまつられていました。
地元の八十八ヶ所なのでしょうか?
白装束のお遍路さんがお参りしてました。
他には宝篋印塔群や銅造りの宝篋印塔が目を引きます。