フリーターだの、ニートだのって

私には子供の頃本当の兄弟と同様に育った従弟がいます。
先日、彼に数年ぶりに会いました。
彼ももう31歳なんですが、
大学を中退してからはフリーターってやつを続けてます。
彼の両親も彼に定職・正社員になってほしいという願いがあるようですから、
私も彼にやんわりとそれを勧めてみたのですが、
彼になぜそうするべきなのかと問われてみれば、
実は一言も答えられない自分がいました。




そりゃ私には妻子がいるわけで、安定した収入が必要なわけですが、
彼はそれをのぞんでいるわけでもないわけで・・・
だいたい世の中、年功序列や終身雇用の崩壊、年俸制の導入だの、
その正社員の「安定」もどこまで安定しているといえるのかなんて
全く言えないんですからねぇ。
私もいつクビになるかもしれないわけですから。
別にフリーターでも本人に必要な収入が間に合えばいいわけで、
親が裕福ならニートでもいいかな。って考えるのも無理はないです。




ここで仏教や神道についていろいろ書いていますが、
所詮大多数の日本人の「ご本尊」は「うち」と「世間」なんですよ。
会社や身内、家族をすべて「うち」と呼び、
対外的には「世間」からの評判を気にしているんですね。




アメリカナイズもいいですが、
私、どうも日本人には見合わない制度を導入し過ぎていることで、
いろんな弊害を生み出しているような気がします。




そのへん、よく考えないとフリーターもニートも減りゃしませんよ。
まぁ、企業がそんな努力はしないし、義務もないんですけどねぇ。



ゴマスリが 出世するなら 年功がまし


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