「模倣犯」(1〜5)

全五巻








模倣犯1 (新潮文庫)模倣犯2 (新潮文庫)模倣犯3 (新潮文庫)
模倣犯(四) (新潮文庫)模倣犯(五) (新潮文庫)


今でこそこんなブログで
こんな稚拙な文章を堂々と書いていますけれども、
私にも若い頃には才能不相応の「夢」をみたこともあります。




なんらかの「文」を書くことで、
生計が立てられたら、なんて。ね。




高校の頃は文学クラブに籍だけをおき、
地方新聞のコンクールに出展して、
参加賞のひとつ上の賞をもらい、
すっかりその気になったこともありました。
若気の至りってやつですね。ほんと恥ずかしい。




でも初めて宮部みゆきさんの小説を読んだとき、
世の中にはこんな天才がいるんだっなって、
自分の拙い夢がぶっとんだことを覚えています。




さてこの「模倣犯」。
やっと全巻、単行本化されました。
私、ハードカバーが嫌いなんで、
だいたい単行本が出るのをじーっと待つんですが、
これほど待ちくたびれた「単行本化」は久しぶりです。




森田芳光監督の映画でかなり話題になりましたものね。
そんな情報で内容が分からないように一生懸命頑張りました。(笑)




携帯電話、GPS、Nシステム・・・。
ミステリー・推理小説を書く人からしてみると、
かなり迷惑な話でしょうね。




でも、いやー、さすがですよ。
すごい。ほんと。おもしろい。



映画のレビュー、かなりひどいですけど、
こりゃ映像化は無理ですよ。
「顔の見えない真犯人」ってところがいいんですから。



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