雑司ヶ谷鬼子母神堂

雑司ヶ谷鬼子母神堂

171-0032 豊島区雑司ヶ谷3-15-20
公式サイト http://www.kishimojin.jp/
本坊 威光山 法明寺
宗派 日蓮宗
本尊 一塔両尊四士
171-0022 豊島区南池袋3-18-18
公式サイト http://www.homyoji.or.jp/




江戸三大鬼子母神といえば、
「入谷」「中山」、そしてこちら。
その中で最も江戸の頃の名残をとどめているのは、
間違いなくこちらでしょう。
境内が、過度に舗装されたりしていないんで、
昔の情緒が想像出来るんです。
池波正太郎の小説では、鬼平の私邸がこのすぐ近くの設定なので、
よくこちらとその門前店が登場します。
東京でただ「鬼子母神」といえばこちらをさすことが多いようです。
大銀杏 
境内に入りすぐ左には、どーんと大銀杏(オオイチョウ)。
東京都指定天然記念物に指定された大樹で、
高さ約33m、幹周囲は約11m、
樹齢600年ともいわれています。
23区内最大の大銀杏は、
「麻布善福寺」の大銀杏になりますが、
勢いと高さでは、こちらのほうが若々しく迫力があります。
一説によると、応永年間(1394〜1428)に日宥さんという僧が植えたとされています。
鬼子母神堂 
こちらの本殿。寛文四年(1664)の建立なんですが、
昭和五十年代に解体復元されたそうです。
のぞきこんで見ても、
やはり鬼子母神像は見当たらなかったので、
やはり秘仏なのでしょうか。
鬼子母神石像 
本殿右手に、こちらの石像がいらっしゃいます。
写真は撮り忘れてしまいましたが、
境内左奥に「法不動」と「武芳稲荷堂」、
右奥に「大国堂」、本殿裏側に「妙見堂」が祀られています。




真偽のほどはわかりませんが、
映画「男はつらいよ」は、
本当はこちらの門前を舞台にしたかったという話を聞いたことがあります。
結局こちらで調整がつかず、目黒不動でもダメで、
完全に「江戸御府内」ではないの柴又帝釈天(題経寺)になりますが、
もし、こちらで、決まっていれば、
寅さん、「鬼子母神で産湯をつかい」なんて言ってたんでしょうか。




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