「流れる星は生きている」

流れる星は生きている (中公文庫)

流れる星は生きている (中公文庫)

先日紹介した「国家の品格」の著者、
藤原正彦さんをあの日のブログで「あの次男」と書いたのは、
この本を昔を読んで、「次男」の印象がとっても強かったからなんです。




この本、中央公論新社から「中公文庫-20世紀」シリーズとして、
刊行されています。20世紀を代表する名著としてもいいでしょう。




藤原正彦さんのお母さん、藤原ていさんが、
敗戦後、混乱する満州から、
幼い子供を三人連れて、
決死の引き揚げの体験を、
帰国後、身体を壊したので、
子供達への遺書のつもりで、
大学ノートに綴ったものが、
この壮絶な作品なんですって。
これに刺激されて夫は、作家・新田次郎になったというから、
藤原ていは、新田次郎の妻であって、
作家・新田次郎の生みの親でもある訳です。




女性は強いです。
生命を創れるに女性に、われわれ男性が敵うわけがありません。




にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
人気ブログランキングへ ← ありゃりゃ。