西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

大國魂神社

大國魂神社

武蔵総社
祭神 大國魂大神
183−0023 府中市宮町3-1
公式サイト http://www.ookunitamajinja.or.jp/




さて、今日は出社すると、
馬油に頼まれ、
朝からいきなりのクレーム処理です・・・。
その後戻って夜の会議の司会進行の準備を急いで終え、
午後はタヤパンの担当顧客との条件交渉の為、
三鷹に出向きました。
この時点で私はもうすっかりとお疲れモード。
息抜きしなければ発狂しそうです。
帰りの社用車、ちょいと遠回りしてもらい、
いつかお参りしたいと常々思っていた、
こちらの大国魂神社にタヤパンと寄ってみました。




府中にある大国主神(俗に大黒天と混同)を祀るこちらです。
府中とは大化の改新後、
ここに武蔵国国府が置かれた事に遡ります。
私は常々、なぜここに出雲の神であり、国つ神である、
大国主神を冠にする神社があることが不思議でありませんでした。




こちらの創建は東京都内では珍しいほどに古く、
景行天皇四十一年(111)のことと云われております。
つまりまだこの東国にはまだまだ国つ神の力が残り
天つ神の力がまだまだ行き届かなかった頃であったことでしょう。




大欅   




大鳥居の前の参道と境内には、
古くは源頼義・義家父子が奥州征伐の凱旋で、
戦勝祈願の御礼為に植え、
その後、徳川家康が関が原・大坂の両役の戦勝御礼で、
補植したと伝わる国指定天然記念物の、
「馬場大門欅並木」があります。
写真は大鳥居の向かって右の大欅。
・・・迫力です。




随神門   拝殿   



随神門をくぐると、
明治十八年(1885)建てられた拝殿。
そして、その奥には寛文七年(1667)、
四代将軍徳川家綱の代に建てられた、
なかなかと絢爛豪華な本殿があります。




古地図や、古文書、
そして時代小説の一部には、
ここは「六所宮」と記されていることが多いのですが、
こちらはなんと武蔵国府の国司が、
武蔵国中の著名な神社六所を合祀したのです。
ですから元々は「武蔵総社六所宮」であって、
現在の社号になったのは、
明治四年(1872)のこと。 




中殿はもちろん大國魂大神ですが、
向かって左の東殿の、
一ノ宮に小野大神(東京都多摩市)
二ノ宮に小河大神(東京都あきる野市)
三ノ宮に氷川大神(埼玉県さいたま市武蔵国一宮〜)
向かって右の西殿の、
四ノ宮に秩父大神(埼玉県秩父市)
五ノ宮に金佐奈大神(埼玉県児玉郡)
六ノ宮に杉山大神(神奈川県横浜市)
と、いう、武蔵の国の神様オールスターズです。
うん、こりゃありがたいなぁ。



あれ?、でも、大国様をいれたら、
七所宮様ではないのかねぇ・・・?。




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