乱読家の私。
面白い作品に出会えて、
夢中で読み始めれば、
一日に何冊も読むこともありますが、
平均すれば大体三日に一冊のペースで本を読みます。
それでも年間にすると、たった120冊。
たとえ80年生きることが出来て、
60年同じペースで本を読むことが出来ても、
生涯で、読むことの出来る本は、
なんとたった7200冊・・・。
嗚呼、なんて少ないのだろう。
息子達よ、もっともっと本を読め。
少年易老學難成
人と人との出会いが「一期一会」であるなれば、
まさに本との出会いも「一期一会」であるのです。
ですから、なんらかの「縁」を感じたら、
必ず読むように心掛けています。
この本を探して手に入れたのもそんな理由です。
![伽羅の香 (中公文庫) 伽羅の香 (中公文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Z52TDWT8L._SL160_.jpg)
- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/07/18
- メディア: 文庫
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この薬師寺東京別院の元々の持ち主であった、
香道家、山本霞月さんをモデルに、
激動の女の人生を描いた、
宮尾登美子さんの小説です。
個人名や法人・団体名を仮名にしているところから、
多くの創作を交えたフィクションという形を取っていますが、
「激動の女の人生」という宮尾さんお得意のお家芸。
ついつい引き込まれて一日で読んでしまいました。
「人の幸せはお金ではない。」
と、いう当たり前のことを、
改めて再認識させてくれる素晴らしい小説でした。
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