「金のゆりかご」(集英社文庫)

今日もまだまだ体調は最低で最悪・・・。
そもそもの患部は小康を保っているものの、
今通っているお医者さんの話では、
これでは根治手術が受けられない・・・。
また患部の痛みから、
変にかばって歩いていたせいか、
もう一つの持病である腰痛も発症。
有楽町駅からヨチヨチと、
いつもの二倍以上の時間をかけて会社にたどり着き
諦めて朝からデスクで予算作成に専念するも、
やはり集中力を欠き、
どうにもまったく先に進みません。
三時も過ぎるともう椅子に座っているのも限界で、
このまま定時の五時半まで頑張ったら、
満員電車で帰る自信がありません。
誠に不本意ながら二日連続の早退です。





そんな訳で今日も、
すっかり紹介したつもりになっていた、
読書ネタですみません。







幼少時に特殊センターの、
特殊機械「金のゆりかご」で育てられ、
天才少年ともてはやされていた主人公は、
今は平凡なタクシードライバー
その主人公がなぜかその特殊センターから、
破格の待遇での入社要請を受けて不審を抱く。
どうやら過去にその「金のゆこかご」で、
幼児の精神を錯乱させた事件があったことを知る主人公。
入社してその事件について調べて行くと、
様々な事件や事故に巻き込まれ、
徐々に自らがここと呼ばれた理由を知ることになっていく。




生と死と人間の尊厳、脳死や臓器移植、
そして家族愛について深く考えさせられる内容でした。




著者の北川歩実さんは年齢も、
性別さえも不明な覆面作家さん。
こんなミステリアスな物語を描く、
作家さんそのものがとってもミステリアスだなんて・・・。
その興味は尽きません。




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