最近話題になったの反戦戦争映画2本について

ハート・ロッカー [DVD]

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ハート・ロッカー」。
こちらは2008年のアメリカ映画。
監督のキャスリン・ビグローは、
ジェームズ・キャメロンの元妻で、
アバター」とのオスカー対決が話題になりましたが、
結局、第82回アカデミー賞は、
作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞編集賞、音響効果賞、録音賞の、
6部門でこちらが受賞して圧勝しました。
イラクでのアメリカ軍爆弾処理班を描いた作品。
多くの本物の指揮官経験者からダメ出しを受けているあたり。。。
かなり実際の状況に近い過酷な表現なのではないかと、
逆にへそ曲がりな私は想像してしまいます。




レバノン [DVD]

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レバノン」。
こちらは、イスラエル、フランス、ドイツ合作の、
2009年のベネチア国際映画祭・金獅子賞受賞作品。
監督のサミュエル・マオス自身も、
兵士として参加した、レバノン戦争(1982)を舞台にした、
戦車の中の四人のイスラエル兵士の姿を描いた作品。
戦車の外部の状況は、すべて戦車の照準モニターだけで表現しています
自分達が一体どんな状況にあって、
どんな動きをしているのか全く理解しておらず、
不安のみが募り、徐々に極限状態となってゆく四人。
実際、戦車の外観が映し出されたのはラストシーンのみだけです。




そう人間はたとえ戦争という極限状況にあらずとも、
今自分が、何を何の為にしているのか、
理解できない状況にあると、
とても不安になり情緒が不安定になるもの。
私も大学生の頃、とある工場でアルバイトした際にも、
作っているこれが、一体何の部品なのか分からずに作業した日々は、
とても退屈で憂鬱でした。




新卒の新入社員がすぐに辞めちゃう会社って、
どこか、こんな要因があるんじゃないかなぁ〜。





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