坐摩神社

(称)摂津国一宮
祭神 坐摩神(生井神、福井神、綱長井神波比岐神阿須波神の総称)
541-0056 大阪市中央区久太郎町4渡辺3




坐摩神社境外末社 → 浪速神社




坐摩神社




南御堂の西に隣接して、
昨日お参りした浪速神社の本社である、
摂津国一之宮を称する坐摩神社があります。
正式には「いかすりじんじゃ」と読みますが、
「ざまじんじゃ、ざまさん」と親しまれているとか。




坐摩神社縁起  坐摩神社の行事・由緒り





社格官幣中社で、
現在は神社本庁別表神社
神功皇后三韓征伐より帰還した際に創建したとされ、
もちろん延喜式内社の大社です。
創建時は淀川河口にあり渡辺綱が住み、
渡辺氏発祥の地とされています。
この渡辺氏が全国に散らばったそうですが、
昨日の旧渡辺道もその一方の歴史。
またこちらも大坂城築城に際して追い出されたクチで、
現在地に遷座したのは天正十一年(1583)




拝殿




明治四年(1871)に府社に列し、
昭和十一年(1936)には官幣中社に昇格し、
新社殿が造営されましたが、
昭和二十年(1945)の空襲で焼失。
現在の社殿は昭和三十五年(1960)に、
外観を焼失前の社殿に模して再建された、
鉄筋コンクリート造りです。




上方落語寄席発祥の地  



桂文治(初代)がここに寄席を開いたという故事により、
平成二十三年(2011)にこの、
上方落語寄席発祥の地」が建立されとか。




本殿  陶器神社




門前には陶器問屋が多く並んでいたことから、
本殿左手西側に末社・陶器神社があります。




御神花さぎ草のテント  さぎ草




こちらの御神紋は珍しい「鷺丸」で、
御神花としてさぎ草を飾っていました。
まだ花はしばらく見頃だそうです。