枚岡神社

河内国一宮・延喜式内社(名神大社)・旧官幣大社別表神社
祭神 天児屋根命・比売御神・経津主命武甕槌命
579-8033 東大阪市出雲井町7-16
公式サイト http://www.hiraoka-jinja.org/



五回目の大阪出張の二日目。
朝イチ、東大阪の企業に伺ったもので、
そのまま近鉄電車でちょっと足を伸ばして、
河内国の一之宮・枚岡(ひらおか)神社にお参りしました。




枚岡駅  駅前の石段



近鉄・枚岡駅に直結している参道です。
駅前から枚岡神社の参道の石段へ。




二の鳥居  三条実美書の標石




一の鳥居はここから更に800m西にあるそうで、
これはあくまで二の鳥居です。
木製なので、明治十九年(1886)、昭和九年(1934)と、
度々改築を重ねており、
現在のものは昭和五十四年(1979)竣工です。
扁額は大正四年(1915)の奉納。
鳥居右手の標石の揮毫は三条實美はん。
えっ!!このおっさん生前に正一位だったんかよ。。。




なで鹿(雄)  なで鹿(雌)




元春日社と呼ばれている通り、
中臣氏=藤原氏の祖神であるこちら。
鹿島神・武甕槌命の鹿にちなみ、
こちらの神使も神鹿です。
弘化三年(1846)作のこの小鹿を育む左右の鹿は、
家族の健康と平安を願う"なで鹿"として親しまれています。
あっしも藤原氏末裔の端くれです。
社紋もうちの家紋とおんなじ、
「下がり藤」で嬉しい。




参道広場  斎館



拝殿に上る石段の手前の参道広場。
左手に昭和十年(1935)竣工の斎館。
昭和十二年(1937)に貞明皇太后の、
行啓をお迎えするにあたり建替えられたそうです。




手水所の神鹿




手水所の神使も鹿さんです。



拝殿1  拝殿2




明治十二年(1879)建立の拝殿。
平成の修造で檜皮葺きから、銅板葺きなったそうです。
正面の神額はこれまた三條實美しゃん。




鶏鳴殿



拝殿左手は、平成四年(1992)新築の社務所、鶏鳴殿。




本殿入口  御本殿
  



御本殿は通常立ち入りが出来ないようです。
祭神四柱が枚岡造=王子造と呼ばれる四殿並列に並んでいます。
現在の御本殿は、文政九年(1826)造営。




枚岡梅林  枚岡神社から望む大阪の町




枚岡梅林はまだ一輪も開いていませんでした。
ここから望む大阪の町並みは絶景です。