興福寺 その二 〜国宝特別公開2016 五重塔・三重塔〜


開催期間 8月26日(金)〜10月10日(月・祝) 09:00〜16:00(受付〜15:30)
開催場所 五重塔・三重塔(受付は東金堂西側に設置)
料金 個人1,000円、団体(20名以上)900円


宗派 法相宗 大本山
本尊 釈迦如来
630-8213 奈良市登大路町48
公式サイト http://www.kohfukuji.com/





→ 興福寺 その一



→ 特別展「国宝 阿修羅展」東京国立博物館 その八
→ 「国宝 興福寺仏頭展」東京藝術大学大学美術館
→ 「興福寺」関連の記事





猿沢池から望む五重塔  券売所の案内




さて興福寺に三か月ぶりに参りました。
初の両塔同時開扉という、
「国宝特別公開2016 五重塔・三重塔」
・・・が、今回の参詣の目的です。
特別拝観券を購入し、
まずは境内南西角の国宝・三重塔へ。




三重塔受付  三重塔下




康治二年(1143)崇徳天皇中宮
皇嘉門院による創建とされますが、
治承四年(1180)の大火で焼失し、
まもなく再建されたようで、
やはり国宝の北円堂と並ぶ、
興福寺最古の建築物の一つです。




三重塔内部の弁才天坐像




小さな棟なので中に入ることは出来ません。
平安時代の建築様式で、
初層を覗きこむと、
この弁才天坐像と十五童子像。
板絵や天井は痛み激しく、
ほとんど見えなかったというのが、
正直な感想。。。




三重塔VR体験コーナー  整理券をもらう




三重塔の奥の興福寺会館で、
三重塔VR体験コーナーが開催されていましたが、
大混雑のようで、15時の整理券をもらって、
とりま五重塔へ。



五重塔受付  混雑時の待合順路



国宝・五重塔公開受付です。
混雑時はまるでどこぞのテーマパークのように、
ぐるぐると並ぶ順路が作られていましたが、
タイミングが良かったのか、
全く並ばずに入場しました。
こちらは天平二年(730)光明皇后の発願で創建。
その後五回の消失を経て、現存の塔は、
応永三十三年(1426)頃の再建で高さ50.1m。
木造塔としては東寺五重塔に次ぎ、
日本で二番目に高いとか。



五重塔内部



入場出来る初層には、
心柱を中心に各方向、曼荼羅風に、
東は薬師三尊(薬師如来日光菩薩月光菩薩)、
西は阿弥陀三尊(阿弥陀如来観音菩薩勢至菩薩)、
南は釈迦三尊(釈迦如来文殊菩薩普賢菩薩)、
北は弥勒三尊(弥勒如来・法苑林菩薩・大妙相菩薩)を安置。
しかしこれも正直なところ、
仏像自体の保存状態があまり良くなく、
少しがっかりしてしまいましたが、
蓮華座や光背の彫刻は見事でした。




記念品のトートバッグ





記念品のトートバッグはちと微妙・・・。
やっぱり阿修羅タソにご挨拶をすると、
ちょうど時間となりました。
さて三重塔方面へ戻りますか。。。




三重塔VR体験注意事項  三重塔VR体験終了




さてVR体験は、
まるで三重塔内部に入り、
創建当時の天井や内陣の板絵を、
立体的に見ることが出来るというものですが、
どうにも老眼の私にはピントが合わず、
なんだかよくわからん内に終了しますた。



近鉄特急  特急券




明日も予定が満載なので、
早めに帰宅の途に着きます。
往路はJRでしたが、
復路は贅沢に近鉄特急でございます。




生駒山麓を走る近鉄特急から見下ろした大阪




生駒山麓を走る近鉄特急から見下ろした、
光差す大阪の街の美しさに息をのみました。




模様替えしたマンションの壁




さて、今日の自分へのお土産で、
マンションの壁を模様替えデス。