宗派 臨済宗南禅寺派
本尊 聖観世音菩薩
ご詠歌 音楽の み声なりけり 小鹿坂の 調べにかよう 峰の松風
368-0056 秩父市寺尾3773
第二十二番・童子堂から、
先ほどの県道に戻って左折してすぐに、
秩父アミューズパークへの案内があります。
さて、次の第二十三番・音楽寺は、
この山を上らねばならない、
中後半で一番の難所との噂...。
ダラダラつづら折りの、
車道の上りを避けて、
チャリを担いで、
歩行者用の山道で、
ショートカットを試みるも、
これはこれで、
逆にかなりツライ。
やっとこさ音楽寺に一番近い、
秩父アミューズパークの、
駐車場入口に着きました。
下界の町並みが小さく見えます。
この更に先には野外ステージの、
「音楽堂」あるそうなので。
間違えないようご注意を!!
さてチャリはこの入口まで。
この長い上り坂の先には、
大抵、長い石段があるんだよね...。
予想通り突き当たりは、
客殿だったという納経所で、
観音堂はその左の、
長い石段の上にありました。
江戸中期建立の観音堂。
建物自体は方三間ですが、
これも張り出した屋根が大きく
前に舞台のような吹放の、
礼堂があるような形式なんです。
本尊は室町時代作の聖観音とか。
音楽寺という寺号は、
度々登場する、
秩父霊場を開創した、
あの十三権者が、
この山の松風を、
菩薩の奏でる音楽として、
聴いたからとされていますが、
この名前にあやかって、
多くの歌手がこの通り、
ヒット祈願に訪れます。
秩父霊場では珍しく、
静かにならば、
撞いてもよいという梵鐘は、
明和五年(1768)の銘があり、
聖観音、不空羂索観音、
十一面観音、如意輪観音、
千手観音、馬頭観音の、
六観音が浮き彫りになっています。
上りはあんなに苦労したのに、
下りはほんの瞬間で終わります。
観音霊場はまさに修行そのもので、
人生の縮図でもあります。
札所 23番 音楽堂🎵 pic.twitter.com/oRxJ3k1G8M
— ぞう@千葉県に山はない。 (@zou059) 2017年8月26日
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ゾウ「音楽堂」ちゃうで、音楽寺や。