宗派 救世観音宗 総本山
本尊 十一面観世音菩薩
ご詠歌 ふるさとを はるばるここに 紀三井寺 花の都も 近くなるらん
641-0012 和歌山市紀三井寺1201
公式サイト https://www.kimiidera.com
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さて、午後1時近くに那智山を出発し、
紀伊半島の海岸線を時計回りに進みます。
午後2時40分、熊野の入口という意味の、
「道の駅くちくまの」でちょっと休憩。
雨はすっかり晴れて青空が出ています。
今更しっかりランチを食べてしまうと、
今夜のホテルのご馳走が食べられないので、
この名物というめはり寿司とさんま寿司で、
小腹を満たしました。
素朴ですが優しい味です。
さて、午後4時近くになって、
ようやく西国第二番の紀三井寺に到着。
参道にケーブルカーがあるそうなので、
楼門手前のコインパーキングに駐車するも、
車で山の上に行けるようなので、
急いで駐車場から車を出して、
寺の正面から路地を左側に進みます。
ちなみにこの楼門は、
永正六年(1509)建立の重要文化財。
料金所で駐車場代を支払い、
信号付き片側通行の、
きつく狭い山道を登って、
駐車場に到着。
駐車場からは、
このエレベーターに乗ると、
本堂前に出れるようです。
本堂前から眺める景色。
和歌山湾が美しく光ります。
真言宗山階派から独立した、
救世観音宗の総本山。
正式名称は、
「紀三井山・護国院・金剛宝寺」ですが、
山内から湧き出す三つの霊泉から、
紀三井寺の名称で親しまれています。
寺伝によれば宝亀元年(770)、
唐の僧・為光が各地を行脚していた時、
名草山山頂から一筋の光が発せられているのを見て、
名草山に登った為光は、
そこで金色の千手観音を感得。
為光は自ら十一面観音像を彫刻し、
胎内仏としてその金色千手観音像を奉納し、
草堂を造って安置し、
千手観音を秘仏として納めたのだとか。
本堂は宝暦9年(1759)の再建。
入母屋造・正面唐破風と千鳥破風、
本瓦葺き、九間四面・総欅造り。
ここに重要文化財の秘仏本尊、
木造十一面観音立像を安置。
本堂に写経を納め、
御朱印を頂戴しました。
鐘楼も天正十六年(1588)建立の、
重要文化財です。
この三社壇現に続く鳥居の先の左手に、
文安六年(1449)建立の、
やはり重要文化財の多宝塔があったようですが、
残念ながらお参りするのを逸してしまいました。
本堂前に、推定樹齢400年、
樹高20m、胸高幹周り5.8mの大樟樹、
紀三井寺の樟樹あります。
生命力に溢れた大樹です。
さて、境内本堂正面向かいに、
鉄筋コンクリート造3階建、
平成十四年(2002)竣工の仏殿があります。
内部にはこの高さ12mの、
大千手十一面観世音菩薩像が安置されています。
平成十九年(2007)完成で、
平成二十年(2008)の入仏落慶供養。
寺ではこれを総漆金箔寄木立像では、
日本最大の観音様であると誇っています。
さて、本当は、
本日中に、第三番の、
粉河寺までお参りして、
和歌山県内の札所を、
終えるつもりでしたが、
時刻はすでに午後4時半近く。
残念ではありますが、
予約をしている富田林の、
本日のホテルに向かいます。
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