西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

【御府内第五十八番】七星山 息災寺 光徳院

宗派 真言宗豊山派
本尊 大日如来 (札所本尊 千手観世音菩薩)
164-0002 中野区上高田5-18-3

本堂左に御府内八十八ヵ所唯一五重塔が建っています。

今度の寺紋は菅原道真公(神様の名前では言えば天満宮、天神様です)
の「梅鉢」です。*1
太宰府天満宮湯島天神亀戸天神
当然このご紋です。*2
こちらのお寺がなんでそうなのかというと
本堂手前右観音堂に道真公自刻の
千手観世音がいらっしゃるからです。
四十九年に一度のご開帳ということなので、
ご拝観は出来ないものとおもっていたら、
薄暗いものの小さな窓から確かに拝謁できます。
入口に建つ八十八ヵ所の標石の隣に
天満宮御直作千手観世音菩薩」という石碑もありました。
本堂には「大日閣」の額があり当然大日如来が本尊なんですが、
御府内八十八ヵ所の札所はあくまで観音堂千手観世音菩薩なんだそうです。


歴史ランキングへ  にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ← 一日一回クリックをお願いします。 

*1:道真が梅鉢の紋を使っていたという記録はありません。道真の歌によるものと思われます。「東風ふかばにほひをこせよ梅の花、あるじなしとて春なわすれそ」

*2:ちょっとづつ違うようです。加賀前田家も梅鉢です。