宗派 高野山真言宗
本尊 千手観世音菩薩(嵯峨天皇念持仏)
530-0051 大阪市北区太融寺町3-7
公式サイト http://www.taiyuji.com/
さて今回の大阪出張の最後は、
梅田で何件かのアポがあり、
大阪駅の周辺にバスで戻りました。
バスの車窓から巨大な寺院がみえたもので、
ググってみると地名にもなっている古刹のようです。
なるほどいくつもの霊場の札所です。
こちらにもちょっとだけお参りしましょう。
新西国三十三ヶ所霊場第二番
近畿三十六不動尊霊場第六番
おおさか十三仏霊場第八番
摂津国八十八ヶ所霊場第六番
ぼけ封じ観音霊場第七番
なにわ七幸神仏霊場
正面はこの冠木門の南門。
門の右手に大阪市教育委員会とお寺が設置した、
ご本尊の千手観世音菩薩の説明がありますが、
珍しく重文や国宝でもなく、
大阪市指定文化財とか。
昭和三十五年(1960)再建の巨大な本堂。
ここに嵯峨天皇念持仏、
平安時代作本尊の千手観世音菩薩が拝せました。
脇仏は地蔵菩薩と毘沙門天とか。
ご丁寧な境内の案内と、
大阪に他にいくつもあるお馴染みの芭蕉句碑。
しら菊の 目に立て見る 塵もなし
鐘楼は昭和四十八年(1973)の再建ですが
梵鐘は延宝三年(1675)の鋳造。
白竜明神を祀るお堂の裏の境内西北隅に、
この淀殿の墓があります。
元々は九輪の塔だったものが、
先の戦災によって六輪になってしまたとか。
大坂城落城により秀頼と共に自刃した淀君の遺骨は、
一説では大阪城外鴨野郷の弁天島に埋められ、
これが淀姫神社となりますが、
明治十年(1868)に練兵場の造成(現・大阪城公園)に当り、
移祀されることになってここに移したとか。
あれ、この木の根元にある石塔の部分らしきものはなんだろう。
一願不動堂のご本尊は石仏の不動明王。
昭和二十九年(1954)の再刻。
戦前の不動明王は、一願堂東側お滝の洞窟内、
この奥之院に安置されているそうです。
さて、後四件、企業訪問を済ませたら、
新幹線に乗っておうちに帰ろう。
毎回ですが二泊三日を終えるともうヘロヘロになります。