国史見在社
祭神 久那戸神
314-0133 神栖市息栖2882
さて利根川サイクリングロードを東に進み、
小見川大橋で利根川を、
息栖大橋で常陸利根川を渡り、
茨城県内に入りました。
葦原中国平定において、
鹿島・香取両大神を、
東国に導いたとされる、
久那戸神を祀る息栖神社です。
古来より伊勢神宮参拝後、
この三社をお参りすることを、
「下三宮参り」と称し、
こちらと鹿島・香取両神宮を合わせて、
「東国三社」と呼ばれています。
松尾芭蕉句碑と力石。
「この里は 気吹戸主の 風寒し」。
・・・はい、同感です。
享保七年(1772)造営の社殿は、
昭和三十五年(1960)に消失し、
現在の社殿は昭和三十八年(1963)再建の、
鉄筋コンクリートです。
さて、境内から出て、
南側の利根川方向にある、
一之鳥居を目指します。
実はこの鳥居、現在三方にある、
鹿島神宮の南の一の鳥居を兼ねているとか。
一旦河原土手に上がり、
あらためて船溜の先にある、
一の鳥居の先の神社の方向望みます。
この一之鳥居の両側に、
「忍潮井」と呼ばれる二つの井戸があります。
井戸の底に瓶(土器)があり、
それぞれ「男瓶」「女瓶」とされ、
日本三霊泉の一つに数えられるそうですが、
現在のものは昭和四十八年(1973)に、
河川改修工事で移転したものなんだって。
・・・がっかり。