東京 塩竃神社

塩竃神社

祭神 塩土老翁神
105-0004 港区新橋5-19-7




史跡・神社仏閣ブログランキングで、
ダントツの一位にして頂き、ありがとうございます。
さすがに毎日与太話ばかりでは申し訳ありませんので、
今日は職場の近くの神社を紹介します。




新橋駅からレンガ通りを西に500m行くと、
駅前の雑踏がようやくおさまりかけた商業地に、
まるでぽつんと浮かぶ島のような緑があります。
この「島」がここ、塩竃神社と港区立塩釜公園です。
拝殿   
今までこちらのブログでも何度か紹介しましたが、
東京に残るいくつかの神社の多くがそうであるように、
大名家の屋敷内に国元の大社の神を勧請して、
分霊し祀った邸内社が、後に庶民に開放され、
参拝が許されるようになり、
維新後も、そのままその地に残ったものが多いのです。
こちらもまったくその通りで、
元々は汐留の仙台藩上屋敷内に、
元禄八年(1695)に塩竃神社から分霊を迎え祀った分社を、
安政三年(1856)に中屋敷であった、
こちらに地に移転したものなんだそうです。




こちらの総本社は、陸奥国一之宮、鹽竈神社




→ http://www.shiogamajinja.jp/index.shtml




主祭神塩土老翁神(シオツチノオジ)は、
最近ではすっかり安産祈願の神様で有名なようですが、
元々はおそらく製塩方法や漁業法の方面で、
多くの民衆を導いた長老や老翁のような方の、
神格化なんだと思います。




特に我々現代人は、
すっかり塩の有り難みを忘れていると思いませんか!?。
塩がなければ、我々すぐに死んじゃうんですよ。




昔の人は塩の大切さが痛いほど分かっていたから、
塩は穢れを清めるものとして、
神聖に扱っていたのでしょうね。




葬儀の後に「塩」を使い、
浄化することを、
まるで「消毒」のように例え、
否定する団体もありますが、
私はそうは思いません。
人間は塩をかけられても死にませんから、
「塩」こそが「生」そのものなのではないでしょうか。




塩を摂取できる有り難みも忘れちゃなりませんね。
病気になって塩を制限された料理を食べてみてれば、
普通の料理の塩味のその美味さに驚きます。




壊れた?鳥居   




ところで、拝殿の手前のこれは、
壊れちゃった鳥居なんでしょうか?。
それとも塩竃神社特有のものなの?。




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