DVD・NHKドラマ「蝉しぐれ」

蝉しぐれ [DVD]

蝉しぐれ [DVD]




→ 「蝉しぐれ」関連の記事




さて先日タヤパンにこのDVDをもらいました。
小説「蝉しぐれ」は私がしつこくタヤパンに勧め、
彼もまた「蝉しぐれ」フリークの一人となったものです。




→ タヤパンのブログ : 夏の終わりの蝉しぐれ - livedoor Blog(ブログ)
→ タヤパンのブログ : 冬なのに蝉しぐれ - livedoor Blog(ブログ)




彼もその自身のブログでいう通り、
私が義母と二人で劇場で観た映画「蝉しぐれ」は、
時間の制約による「はしょった」感が強く、
キャストもなんだか微妙(?)でしたが、
こちらは七週に渡って放映された連続ドラマです。
以前から一度は観てみたいと思っておりました。
映画版は、このドラマの脚本家であった、
黒土三男さんの監督兼脚本によるものだったのですね。
・・・知りませんでした。




さて感想は下に書きます。
まだ観ていない方にネタバレにならぬよう、
「続きを読む」をクリックください。
↓↓↓↓↓



にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ← こちらはどうにか首位を確保。
人気ブログランキングへ ← 依然、不調です・・・。




↓↓↓↓↓




まず、いきなり初回から、
二人の回想であるという設定は、
これ、いかがなものでしょうか。
二人が最後に再会を果たすというのは、
この物語の最後の盛り上がりのひとつなのに、
これでは、二人が無事に生きながらえるというのが、
最初から分かってしまいます。




それから、切腹前の義父との接見と、
切腹後の遺体を引き取り、
泣きながら大八車を二人で引くシーンは、
私はこの物語の一番好きな場面なので、
もっと長く丁寧に描いて欲しかった。
それに、ここまでは、
二人、子役でやるべきではないかと思います・・・。




そして最大の文句は、
再会を果たした二人が、
最後に抱き合うまではよかったものの、
二人が倒れ、着物がはだけて、
さも肉体的に結ばれたかのような、
余計なシーンはやめてもらいたかった。
そんなこたぁ、どーでもいいんですよ。
あーた。




すみません。
文句ばかり書いてしまいましたが、
全体的にはなかなかどーして、
とてもよく藤沢周平の、
「海坂藩」ワールドを描いていると思います。
良かっただけに、
どうしても「惜しい」がところが、
目に付き、文句が言いたくなっちゃった(汗)。



その証拠に今日一気に、
7話ぶっ通しで観てしまったほどなんですよ。



うん、面白かった。
タヤパンさんきゅ〜ね。