国指定名勝 旧堀田正倫庭園
国指定重要文化財
開館時間 午前10時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
休 館 日 月曜日(祝日の場合は翌日) 、 年末年始(12月28日〜1月4日)
入 館 料 一般310円(210円)、学生・児童150円(100円)
三館共通入館券 一般520円(360円)、学生260円(180円)
*( )内は20名以上の団体料金
土曜日に限り小中学生は無料
285-0025 佐倉市鏑木町274
公式サイト http://www.city.sakura.lg.jp/bunka/hottatei/index.htm
先ほどの佐倉順天堂記念館で、
三館共通入館券を買いました。
お次は、最後の佐倉藩主・堀田正倫が、
不惑を前に、東京から佐倉に戻る為に建てた旧堀田邸に伺います。
冠木門の左脇には門番所。右手には土蔵です。
多くのこの手の建築物では、
こういった門番所がチケット売り場になっていますが、
ここは違うようです。
時は維新から四半世紀になる、
明治二十三年(1911)に「華族」が建てるものといえば、
洋館か和洋折衷がお決まりでありますが、
堀田さんは和にこだわったようです。
まるで寺の庫裡・書院か、
神社の社務所のような立派な玄関。
玄関に入り応接の間をこえて、
左に進むと、この狭い渡り廊下の奥に、
湯船のない湯殿がありました。
かけ湯のみのお風呂です。
この部分は、正倫の亡くなった年の、
明治四十四年(1911)、
この邸宅の周辺に作られた、
堀田家農事試験場を、
後の大正天皇の東宮さまが視察した際に、
増築されたものとか。
応接間から座敷棟を望み、
そのまま正倫の居住空間であった居間棟へ。
居間棟から再び南の座敷棟を望みます。
残念ながら一番西の書斎等と、
居間の二階部分は非公開。
日本家屋には通常縁側以外の廊下がありませんが。
さすがはお城のようなこの邸宅。畳廊下があります。
ここから観る庭はまた格別。
客をもてなした客座敷。
日本家屋は畳に座ってナンボ。
目線を低くして、庭を眺めましょう。
客をもてなすはずの座敷棟に、
おそらく神仏や祖先の位牌等を祀っていた、
祠堂がありました。
その前の空間だけでも畳三畳。
さすがに立派な壇です。
前回訪れた五年前にはまだでしたが、
四年前の平成十八年に国指定重要文化財に指定されました。
その後も多くの映画やドラマの撮影に利用されています。
庭園は千葉県指定文化財名勝に指定され、
さくら庭園として整備されています。
ここから観る邸宅も美しいです。
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