【坂東第十七番】出流山 満願寺 (出流観音)

宗派 真言宗智山派 別格本山
本尊 千手観世音菩薩
ご詠歌 ふるさとを はるばるここに たちいずる わがいくすえは いづくなるらん
328-0026 栃木市出流町288
公式サイト http://www.idurusan.com/



東北自動車道、岩槻ICから乗って栃木ICで降り
車は一路、北西を目指し正面に見えた山を上ります。



石灰採掘場1  石灰採掘場2



この辺り一帯は、石灰の採掘場が密集しており、
異様な山肌をみせた景色が続いています。
また道路や木々の葉にはみな薄っすらと白い粉が被っていました。




満願寺 山門

吽形  阿形



その工場地帯を抜けるとようやく山門が見えてまいりました。
なかなか力強い、ちょいメタな阿吽の金剛力士。




満願寺 本堂




こちらの開基はやはり日光に縁の深い勝道さん。
日光では数々の伝説のある上人です。
そもそもこちらの奥之院のある洞窟にある、
鍾乳石で出来た十一面観音へ、
国司の妻が子授けを祈願して生まれたのが勝道さん自身。
弘仁十一年(820)に来山しこの事跡を聞いた弘法大師(?)が、
奥まで登るのは大変だと、新しく刻んだのが、
現在の本堂のご本尊だそうです。



奥之院入口 奥之院参道 


さて、入山料を払って、
その「大変」な山道を登り、
奥之院にお参りしましょう。
もっとも昔の人はここまで来るのは徒歩だったので、
もう充分に「大変」なはずですが・・・。



渓流  急な山道



渓流沿いの急な山道を登ること約20分。
標高360m、かなり涼しかったはずなのに、
頭から水を被ったような汗だくになりました。
流れに手を入れてみると、
氷水のように冷たいです・・・。
これでハンカチを濡らし、頭にのせて歩きました。



大悲の滝  滝に打たれる空手少年




ようやく到着しました、奥の院下の大悲の滝です。
多くの行者がここで滝に打たれて修行したそうですが、
この日はどこぞの空手クラブの少年少女が水垢離をしていました。
かなり冷たい水温、風邪をひかないよう祈っています。
もっとも汗で私のほうがよほどびちゃびちゃでございましたが・・・。




満願寺 奥之院




さてその岩窟の入口、絶壁の中腹に建てられた舞台造の奥之院ですが、
ここ数年は老朽化のためか、入場が許されていないとか・・・。残念。




第十七番 朱印




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