「白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ」 Bunkamuraザ・ミュージアム

開催期間 2012年12月22日(土)〜2013年2月24日(日)
※1月1日(火・祝)のみ休館
開館時間 10:00〜19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
入館料 一般 ¥1,400 大学・高校生 ¥1,000 中学・小学生 ¥700
※団体割引あり

150-8507 渋谷区道玄坂2-24-1
公式サイト http://www.bunkamura.co.jp/museum/
展覧会サイト http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin/index.html



白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ




高校の同級生、ゾウとみろく
昨年末から約束していた上野東博円空展。
どうせなら明日で終了する、
渋谷の白隠展も観に行こうということになり、
昼眉シャッターをパスして、
ハチ公前に朝10時集合です。
寒空の下、ゾウが10分遅刻しましたので、
ランチは彼のおごりと確定しました。
('∀`)


東急百貨店本店




東急百貨店本店にデカデカと掲げられた、
Bunkamuraザ・ミュージアム白隠展の案内です。
さて、皆様、江戸中期の禅僧・白隠慧鶴をご存じですか。




→ 白隠慧鶴 - Wikipedia




臨済宗中興の祖とされる白隠
現在の臨済宗十四派はすべて彼の系譜に遡ります。
大量の書画を残しておりますが、
一昔前の円空仏と同様、
まだ美術としてはあまり認められていません。
でも、おいらは絶対今後、
日本美術史・芸術史の、
重要な位置を占めるんじゃないかって感じています。
みろくとも話したんだけど、
数百年後の井上雅彦さんもしかりです。



Bunkamuraザ・ミュージアム



大人1400円ですが、東急TOPカードを提示すると100円引き。
おいら、持っているんだなぁ〜、TOPカード。
なんせうちの会社、元東急グループなんです。
さて、ここからは御約束の写真撮影禁止なもんで、
お土産で買った絵葉書で紹介します。




半身達磨





直指人心
見性成仏




白隠が好んで描いた達磨とこの賛。
この作品は最晩年の代表作。
人の心にこそ仏が宿り、それを自覚することで仏になる。
ホント真理だね。



布袋吹於福




最近発見されたという双幅、布袋吹於福。
達磨と同様に白隠が好んで描いた布袋様が、
お福を吹き出しているというオメデタイ作品。



すたすた坊主



このすたすた坊主には惚れました。
大道芸をしながら商人の代わりに寺社に代参するお坊さん。
布袋様同様に白隠自身の自画像でもあるとか。
かわいいなぁ〜。


隻手



隻手、つまり片手です。。
両手を叩けば音がするが片手ではどのような音がする聞いてこいや〜。




和尚、私はそれを探しに旅立ちます。



白隠禅師坐禅和讃




衆生本来仏なり 水と氷の如くにて
水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし
衆生近きを知らずして 遠く求むるはかなさよ
たとえば水の中に居て 渇を叫ぶが如くなり
長者の家の子となりて 貧里に迷うに異ならず
六趣輪廻の因縁は 己が愚痴の闇路なり
闇路に闇路を踏そえて いつか生死を離るべき



夫れ摩訶衍の禅定は 称歎するに余りあり
布施や持戒の諸波羅蜜 念仏懺悔修行等
そのしな多き諸善行 皆この中に帰するなり
一座の功をなす人も 積し無量の罪ほろぶ
悪趣何処にありぬべき 浄土即ち遠からず
かたじけなくもこの法を 一たび耳にふるる時
讃歎随喜する人は 福を得る事限りなし



況や自ら回向して 直に自性を証すれば
自性即ち無性にて 既に戯論を離れたり
因果一如の門ひらけ 無二無三の道直し
無相の相を相として 行くも帰るも余所ならず
無念の念を念として うたうも舞うも法の声
三昧無礙の空ひろく 四智円明の月さえん
この時何をか求むべき 寂滅現前するゆえに
当所即ち蓮華国 この身即ち仏なり 


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