岡本山 法起寺

国指定史跡 法起寺境内
宗派 聖徳宗 
本尊 十一面観音菩薩
636-0102 生駒郡斑鳩町岡本1873
公式サイト http://www.horyuji.or.jp/hokiji.htm





法起寺




さて斑鳩の里、最後の寺院は、
斑鳩三塔のもう一寺、法起寺
法輪寺から東に更に400m、
西国三十三箇所の番外霊場でもあります。
別名は、岡本尼寺、岡本寺、
池後寺、池後尼寺ともされ、
一説には推古天皇十四年(606)に、
聖徳太子法華経を講説されたという、
岡本宮を寺に改めたものとされ、
太子御建立七ヵ寺の一つに数えられますが、
実際の寺の完成は、
太子が没して数十年後のことだとか。
こちらは「法隆寺地域の仏教建造物」の一部として、
世界遺産に登録されております。

池越しに見た日本最古の三重塔  法起寺の池の水蓮




創建の由来については、
この三重塔にあった露盤銘にあったそうで、
推古天皇三十年(622)、
聖徳太子はその最期に臨み、
山背大兄王岡本宮を、
寺に改めることを遺言したとか。、
なんだかどちらも似たようなお話ばかりですね。




聖天堂  講堂




聖天堂は旧の本堂の金堂跡に、
文久三年(1863)の建立。
現在の本堂であり、
観音堂でもある講堂は、
元禄七年(1694)の再建。



鐘楼跡と聖天堂と講堂




手前の鐘楼はその台のみが現存しています。




収蔵庫  重文・十一面観音菩薩立像




聖天堂の奥に収蔵庫があり、
ここにこの重文・十一面観音菩薩立像や、
様々な仏像が一堂に安置されていますが、
ここもやはり撮影禁止。
てか、ガラスが反射してしまい、
とても写真どころか、
中を拝することすら難しい状態。




講堂裏から見た日本最古の三重塔  日本最古の三重塔



法起寺唯一の国宝が、
この前述の、日本最古で、
日本最大ともされる三重塔。
慶雲三年(706)頃の完成と推定され、
高さは約24m。



日本最古の三重塔とコスモス




これとコスモスの構図を狙い、
境内でしばらく這いつくばったものの、
ちょうど良い場所に、
ちょうど良い花がなく、
こんな間の抜けたアングルになってもうた。。。




荒廃した庫裏





庫裏がかなり荒廃したままになっていたのが、
大変、気にかかりましたが、
そろそろ奈良市内へと移動します。