「「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本」(青春出版社)

公式サイト http://www.seishun.co.jp/book/22438/










てな訳で、
あちらこちらの事業所に、
調査を依頼して、
折り返しの報告を待ったもので、
ランチもまともにとれずに終わり、
本日は貯金の読書=断酒ネタです。
(調査対象は今現在も不明のままです)





→ 「アル中ワンダーランド」(扶桑社文庫)
断酒1st 2013
→ 1M2M3M
断酒2nd 2020~
→ ST1W1M2M3M4M5M6M
7M8M9M10M11M1Y
1Y1M1Y2M1Y3M1Y4M500D1Y5M1Y6M1Y7M




【内容紹介】
あなたのお酒とのつきあい方、そろそろ見直してみませんか? 「自分はそんなに飲まないから大丈夫」と思っている人でも、毎日飲んでいるなら、それはすでに依存症の“危険サイン”が点灯した状態です。ただし、実はお酒を手放すのはそれほど難しくありません。お酒を遠ざける仕組みをつくり、自分の固定されていた考え方を少し変えるだけ。お酒を飲まなくなると、「お肌の調子がいい」「寝つきがよくなる」「お金が減らなくなる」などいいことだらけです。多くの患者を回復させてきた専門医が、アルコールの正体、正しいつきあい方、やめ方、そして飲み続けてしまったときのことを教えてくれます。


最近話題のこの本を読んでみました。
「そろそろ、お酒をやめようかな」と、
思った方が読む本であって、
「そろそろ、お酒をやめて一年八ヶ月」の、
ワタシが読む本ではないことは分かっています。
ただ、アルコール外来の専門医がいう、
禁酒のメソッドってやつを読んで見たかったのです。



【著者紹介】
垣渕洋一(かきぶちよういち)
東京アルコール医療総合センター・センター長。成増厚生病院副院長。医学博士。筑波大学大学院修了後、2003年より成増厚生病院附属の東京アルコール医療総合センターにて精神科医として勤務。最新の知見を応用した治療を行い、多くの回復者を送り出している。臨床のかたわら、学会や執筆、地域精神保健、産業精神保健、メディアでも活躍中。


「禁煙セラピー」でタバコをやめたワタシですが、
同じ著書の「禁酒セラピー」はダメでした。
内容の問題もありますが、
あの当時のワタシは、
まだ本気で「お酒をやめようかな」と、
思っていなかったんだと思いますし、
自分が「依存症」であることも、
「自覚」していませんでした。




→ 「禁煙セラピー」関連の記事




さて、この本の内容ですが、
自分なりにいろいろと、
アルコール依存症を調べて、
自分がそれであることを自覚して、
キッパリやめたワタシには、
特に目新しい内容はありませんでしたが、
とてもよくまとまっていて、
さすがはベストセラーだと感心しました。
しかしなにはともあれ、まずはなんにしても、
自分が「アル中」「依存症」であることの、
「自覚」が必要になります。
「タバコを吸うと落ち着く、ホッとする」
というメカニズムは、
実は体内に欠乏していた、
ニコチンが入ったことの安堵感なんですが、
アルコールの多幸感も実は全く同じなんです。
ニコチンよりもアルコールが厄介なのは、
いろいろなことを前借する性質です。
多幸感、安心感、ワクワク感も前借で、
後に二日酔いで、不幸感、焦燥感、絶望感が、
利子を付けて帰って来ます。
眠くなるという作用ですら、
実は気絶に近く睡眠に入るだけの前借で、
その睡眠は浅いという借金が残ります。
これらの前借・借金により、
うつ病になる方も多数います。
またワタシが一番勘違いしていたのは、
酒のつまみの美味さです。
実は本当に美味いものは、
シラフで食べたほうが美味いのです。


食べ物が美味い。
良く眠れる。
健康になる。
金が貯まる。


ワタシはこれだけでも、
断酒は継続したいと思っています。
これを読んで、もし少しでも
「そろそろ、お酒やめようかな」と、
思った方は是非この本を読んでみて下さい。