観世音菩薩こと、観音さま。
最も信仰を集める「菩薩」でありますが、
本来であれば「如来」になれる修行を積んでいるものの、
衆生を救う為に、自らの意思で、
「菩薩」に留まっているという噂もあります。
まるで「教頭」や「校長」になれる立場なのに、
教壇に立ちたいが為に「教務主任」でいる先生のようなものか。(←違うってば!!。)
さてその観音さま。
様々な姿に変化(へんげ)して、
様々な罪深い衆生を救済します。
法華経「観世音菩薩普門品」(観音経)では、
三十三の姿に変化身して、我々を救済するとあり、
これが西国や坂東といった観音霊場が、
「三十三ヶ所」である理由です。*1
さて、三十三観音、
経典にはちゃんとそれぞれの名前があるのですが、
実際これは日本ではあまりメジャーな信仰対象とならず、
「六観音」や「七観音」がよく使われる、
観音様の大きな分類になります。
「聖観音」、
「千手観音」、
「十一面観音」、
「如意輪観音」、
「准提観音」、
「馬頭観音」を「六観音」といい、
「不空羂索観音」を加え「七観音」と呼びます。
なんだか、これ、
とってもバチ当たりではありますが、
様々な好みやニーズによって変化(へんか)した、
ラーメンの分類にとってもよく似ていませんか。
「醤油ラーメン」、
「塩ラーメン」、
「味噌ラーメン」は、
やはりメジャーな、
「聖観音」、
「千手観音」、
「十一面観音」。
「タンメン」、「坦坦麺」は、
「如意輪観音」、「准提観音」。
「長浜トンコツ」は「不空羂索観音」だったり、
そのいろいろな組み合わせで、
「味噌バター」とか、「醤油トンコツ」のような、
「魚籃観音」や、「白衣観音」に変化(へんげ)したりして・・・。
すみません。
与太話が過ぎました。(笑)