宗派 真言宗大覚寺派
本尊 聖観世音菩薩
ご詠歌 障りなす 迷いひの雲を 吹き払ひ 月もろともに 拝む星谷
228-0024 座間市入谷3-3583
公式サイト http://www.shoukokuji.or.jp/
ヘッポコ・ナビゲーターとともに、
車は国道246号を上り、
座間市内を目指します。
座間ってよく「ザマーみろ」と、
つまらない駄ジャレに使われますが、
この市内に足を踏み入れたのは、
大学時代の夏休み、
日産の下請け工場にアルバイトに来た以来。
もう今や日産の工場も無く20年近くも前のことです。
座間駅前通の突き当たり、
「星谷寺」の交差点に、
この寺の門(?)はあります。
錆びたトタン板の案内板の横、
風化して字の読めない、
古い石標が二つ建っています。
仁王門はなく、銅造の阿吽の金剛力士。
この左手に、鉄筋コンクリートの鐘楼があり、
国指定重文である日本三奇鐘の梵鐘があります。
何が"奇"なのかというと、
普通、鐘には表と裏に鐘をつくための、
「撞座」があるものだが、
これには一つしかないというもの。
・・・・・・それって珍しいんかい?。
巨大な宝篋印塔は大迫力。
あれ、奥から蝉の声が聞こえました。
早いね。夏だね。
さて本堂の写真とともにやはりこちらの縁起です。
こちらは深い森の中に清泉があって、
星影が水面に映り、
夜も白昼のように明るかったことで、
「星谷」と呼ばれていました。
ここにやはり行基菩薩が、
天平年間(729-749)に立ち寄り、
この「星谷」の奥から、
妙法蓮華経こと法華経の声を聞き、
奥に入ると古木の根元に、
観音の姿を見出して、
ここに堂を建てたとか。
それで「妙法山」なんですな。
そしてやはり鎌倉時代に戦火に焼けた際、
本尊は火中から空に脱出し、
南方約600mの杉の木上空に留まったので、
現在の場所に移ったんだとか。
摩訶不思議な、お寺の縁起同様に、
この通りに「七不思議」もあります。
本堂内には、その一つ、
障ると乳の出が良くなるという、
「根下りの紅葉」がありました。
納経し、朱印をもらう為、
寺務所に向かいますが、
その為、本堂左手のこの山門(?)を潜ります。
これも七不思議の一つである、
星の井です。
水面は昼間でも星が見えるそうですが、
私には枯れかかった古井戸にした見えません。
この水琴窟も、よく分らなかった・・・。
あっしは心が曇っているからなのか・・・。
・・・どうも、星も見えず、
琴の音も聞けず・・・。
ちょっと落ち込んでいたら、
納経所で、
「あら、とてもきれいなお写経で。」
と、お褒めを戴き、
すぐにころっと持ち直してしまう、
褒められて伸びるタイプのお馬鹿な私です。
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