伊豆大島一周サイクリング 〜0泊2日伊豆大島2021②〜

公式?サイト https://oshima-navi.com/bike/index.html




【5年前の伊豆大島1泊3日旅行】
→ 東海汽船 さるびあ丸 (2代目)
→ 愛らんどセンター 御神火温泉
→ 三原山 〜三原神社〜
→ 東京都立大島公園 〜海のふるさと村〜
→ 伊豆大島 天然温泉の宿 ホテル白岩
→ 東海汽船 高速ジェット船セブンアイランド大漁










三代目さるびあ丸  休館施設の案内



さて定刻通り、
朝6時00分に、
伊豆大島にトウチャコしました。
5年ぶりの伊豆大島
5年前と同様に、
岡田港への到着です。
緊急事態宣言発令中に伴い、
ほとんどの公営の施設は、
休館をしているという、
貼紙がありました。



岡田港から見た富士山  岡田港から見えた富士山



岡田港の船客待合ターミナル横で、
チャリを輪行袋から出して組んでいると、
北西の方向に美しい富士山が見えました。





岡田港と富士山
七間沢トンネル



さて伊豆大島一周サイクリングに出発です。
特に大した打ち合わせはしていませんが、
なぜか大島一周道路を、
自然と時計回りになりまして、
まずは七間沢トンネルをくぐります。



海のふるさと村  サイクルラック




5年前にバスで来て、
動物園を見学して、
ラーメンを食べた、
海のふるさと村で小休憩。
当然、都立ですので、
こちらも自粛休園しています。



→ 東京都立大島公園 〜海のふるさと村〜




大島一周道路を進む



更に大島一周道路を進みます。
島の東海岸線は、
意外に上り下りが多く、
結構チャリにはキツイです。
いやいやしかしこの、
アンカーRS8の重いこと重いこと。
最近パナチタンで楽をしているせいか、
漕いでも漕いで全然前に進みません。


(´;ω;`)ウッ…



椿のトンネル  海を見下ろす



この椿のトンネルは、
花が咲いていたら、
どんなにキレイなんだろうか。
丘の上から望む、
海原の美しさも、
息を呑むほどに、
素晴らしい絶景。



火山退避壕



しかし所々にある、
この火山退避壕を見る度に、
この島が、三原山が、
またいつ噴火をしても、
全くおかしくはない、
現役の火山であることを思い出します。



→ 三原山 〜三原神社〜




筆島が見える  筆島



筆島が見えました。
土筆のような岩ですが、
海面に高さ30mほど突き出した、
小さな無人島です。
火山島である伊豆大島ができる以前、
240万年から数10万年前に活動していた、
筆島火山の火道が、
波の侵食に残った岩頸なんだとか。



筆島とアンカーRS8



この筆島見晴台で、
東京都に委託されているのか、
何かの調査記録をしていた、
作業員の方に話しかけて頂きましたが、
昨日であればここは、
立っていられないほどの、
強風雨だったんだとか。






オタイネの碑




この筆島見晴台の南東方向に、
この十字架の「オタイネの碑」が見えました。
これは朝鮮貴族の娘だったジュリアおたあの碑で、
大島では目上の女性を「○○ネエ」と呼ぶことから、
オタイネと呼ばれていたという説があります。
文禄・慶長の役平壌で保護されて、
日本に連行されてから、
小西行長の養女となって、
洗礼を受けてキリシタンになりますが、
キリシタン禁止令によって大島に流されました。
しかし強い信仰心で頑なに改宗を拒みます。
その彼女が過ごしたこの浜が、
オタイの浦、オタイネの浜とも呼ばれていて
このオタイネの碑が建てられました。
その後ジュリアはさらに、
新島、神津島に流されて、
諸説はありますが、神津島で、
その悲劇の生涯を閉じたとも、
大坂から長崎に移ったともあり、
生年、没年共に不明です。







溶岩層



さて更に大島一周道路を進みます。
時々、道路の端に、
こんな溶岩の地層が見えています。
海岸線にも溶岩流の形跡が見えます。



大島一周道路のアンカーRS8







波浮港・踊り子の里周辺案内図




波浮港・踊子の里の入口に出ました。
今から30年ほど前の大学生の頃に、
ここ伊豆大島に来た時に、
周遊観光バスのコースで、
立ち寄った覚えがありますが、
記憶には全くありません。



町並み1  町並み2



伊豆七島独特の島の風景が、
色濃く残っている町並みです。



踊り子の里旧甚の丸邸
旧甚の丸邸入口  旧甚の丸邸



この旧甚の丸邸は、
明治時代の建築で、
この一帯は当時の波浮港地区の、
政治・経済の中心地だったそうです。




旧甚の丸邸土間   鬼瓦
旧甚の丸邸一階  旧甚の丸邸囲炉裏



海鼠壁や大谷石など、
大島では手に入らない、
建築材料が移入されているのは、
伊豆下田の影響なんだそうです。



黒電話



このポツンと置かれた黒電話は、
なんか過去にも通じそうな雰囲気。



旧甚の丸邸二階1  旧甚の丸邸二階2



二階では、
当時蚕を飼育し、
繭の生産をしていたとか。



宮川哲夫歌碑



庭にはここ波浮港出身の、
宮川哲夫の歌碑があります。







石垣とアンカーRS8  波浮港に降りる



さてチャリを担いで、
波浮港へと降りる石段を下ります。



石段上から見た旧港屋旅館   旧港屋旅館前の石段



石段の下にはこの旧港屋旅館がありました。



旧港屋旅館玄関  港屋旅館のあらまし



明治から大正時代に建築された、
木造三階建ての建物で、
あの川端康成の名作、
伊豆の踊子」の、
「薫」のモデルとなった、
旅芸人「たみ」達は、
この波浮港に暮らしていて、
この港屋旅館や甚の丸邸にも、
お呼びがかかっていたようです。




港屋旅館  港屋旅館
港屋旅館  港屋旅館  



この旧港屋旅館を、
踊子の資料館として、
無料公開しているんですが、
館内には埃をかぶった、
マネキンが展示されていて、
とても不気味な雰囲気。。。
しかし旧甚の丸邸も、
この旧港屋旅館も、
この緊急事態宣言発令中に、
開館してくれていることには、
感謝致しますが、
何分開館というよりは、
放置という雰囲気で、
埃がかぶっていて、
正直保存状態も、
あまり良くなくて心配です。



波浮港歌碑とチャリ三台  波浮港



さて、波浮港の、
波浮の港歌碑」前にて、
チャリ三台の記念撮影。
作詞・野口雨情、
作曲・中山晋平で、
森繫久彌の書の碑になりまして、
歌詞にある海鵜の彫刻がありますが、
伊豆大島には海鵜はいないんだって。(笑)
ノグっちゃんいい加減‼



波浮港を出発  




さて波浮港を離れまして、
大島一周道路へと戻ります。
  



大島一周道路を更に進む  三原山



さて更に大島一周道路を進みましょう。
北側には三原山の外輪山である、
カルデラ縁らしき山並みが見えています。



他の伊豆諸島を望む  利島とアンカーRS8



ほぼ伊豆大島の南端に出ました。
利島や、新島、式根島
神津島や三宅島、御蔵島と、
他の伊豆諸島が並んで見えます。



パノラマガイド








さて今回楽しみにしていた、
この地層大切断面にやって来ました。
こちらも30年前に、
観光バスの車窓から見た記憶がありますが、
当時はあまり興味がなかったようで、
やはりあまり記憶にはありません。
いやいや、しかしこれスゴイよ。
写真では伝わらない大きさで、
目の前に立てば圧巻の風景。。。




地層大切断面1  地層大切断面2
地層大切断面3  地層大切断面4



昭和二十八年(1953)に、
この大島一周道路が建設されて、
地表に現れたこの地層大切断面は、
高さ約24m、長さ630mの圧倒的なスケール。
この地層切断面は、スコリア、火山灰、
風化火山灰または腐植土の互層になっていて、
それらが一回の火山活動期の噴出物であって、
それが百数十の層が見られることから、
1万5千年の噴火の歴史の年輪なんです。
世界で最も解明の進んだ火山といわれる伊豆大島は、
この地層切断面の分析によるものなんだとか。







大宮沢溶岩導流堤の案内  大宮沢溶岩導流堤



さて地層大切断面から、
更に5kmほど進むと、
この35億円かかったという、
世界初の溶岩対策計画施設である、
大宮沢溶岩導流堤の辺りで、
チャリのスマホホルダーに、
iPhone12proが無いことに気が付きました。
( ゚Д゚)
地層大切断面では、
デジカメだけではなく、
スマホで写真を撮り、
ツイートしたので、
地層切断面からここまでの間に、
どうやら落下してしまったようです。
下り坂ですいすいす飛ばしていたからなぁ。
前を行く二人には電話がないので、
連絡出来ませんが来た道を戻りながら、
探すしかないでしょう。
おそらく車道上ですから、
もうすでに車に潰されているかもしれません。



i-phone



4kmほど来た道を戻ると、
大島一周道路の車道の真ん中に、
なんと無事にiPhone12proを発見。



ケースの傷  iPhone12proの傷



アップルケアに加入しているので、
全損も覚悟はしていましたが、
とにかく本体がなければ保証されない。
幸い奇跡的に純正カバーの四角の削れと、
本体の角に数か所の僅かな傷で済みました。
しかし、この走らなくてもよかった、
キョロキョロ探しながらの、
8kmの上り坂と下り坂で、
足は疲労が蓄積して、
完全に逝ってしまいました。




紀洋丸


待っていてくれていた、
二人にようやく追いついて、
伊豆大島一番の市街地である、
元町にどうにか辿り着き、
ようやくランチにしようと、
ゾウの調べた店に行ってみるも、
すでに「準備中」の札が出ていました。



元町港船客待合所  元町港船客待合所



5年前に復路の船が出た、
元町港の船客待合所に行ってみるも、
今日の出航は全て岡田港のようで、
レストランも売店もお休みでした。



おともだち


このお食事処・おともだちで、
ようやくランチにありつきましたが、
それは下記のリンクの別の記事と致します。








くるみや入口



いつもはサイクリング終了後の、
お楽しみのひとっ風呂ですが、
今回はこの5年前に朝風呂を浴びた、
御神火温泉愛らんどセンターは休館で、
事前に調べた、この湯の宿くるみやの、
日帰り温泉に立ち寄りましたが、
これも下記に別の記事と致します。



→ 愛らんどセンター 御神火温泉








岡田港を目指す  岡田港上



さて、風呂上り、
レーパンも脱いでしまって、
ウェアも着替えてしまったもので、
なるべく汗をかかないように、
岡田港まで残り6kmを、
ゆっくりとポタポタ走ります。



岡田港船客待合所・津波避難施設とチャリ三台  休業中?の港の屋台



無事伊豆大島一周をして、
岡田港にトウチャコしました。
5年前に元町港出航前、
海の幸で日本酒を飲んだ、
年輩のあんこさんの屋台ですが、
同じものが元町港にもありましたが、
緊急事態宣言発令中の自粛なのか、
どちらも営業していませんでした。
さぁ、チャリを輪行袋に詰めて、
帰る用意を致しましょう。




購入したお土産




お土産は、
島のりと、
牛乳煎餅と、
海の精やきしおです。






行程図

走行距離 51.98km
平均時速 15.3km/h
最高速度 55.0km/h
走行時間 3:26.14
獲得標高 1014m
消費カロリー 2,307cal






走行距離、走行時間、平均時速は、
iPhone回収の為に、
私は8km余計に走ったもので、
上記はゾウのサイコンのデータになります。
ワークアウト、Relive動画は
入浴でApple watchを外してしまい、
残念ながらそこでデータが終了しております。
ですので獲得標高や消費カロリーは、
温泉までのデータになります。