国指定特別史跡 加曽利貝塚
264-0028 千葉市若葉区桜木8-33-1
公式サイト https://www.city.chiba.jp/kasori/
加曽利貝塚 → その一
飛ノ台貝塚 → その一
藤崎堀込貝塚 → その一、その二
犢橋貝塚 → その一
西久保八幡貝塚 → その一
さて笠森寺の参拝を終えても、
まだ少し時間が早かったもので、
チャリの丘陵ワインディングコースで、
ショートカットしてしまった、
長柄ダムにやって来ましたが、
土砂崩れでダム周回道路が閉鎖されており、
何も見学出来そうにありません。
てな訳で、
Google Mapsとにらめっこをして、
15年ぶりに加曽利貝塚にやって来ました。
日本最大級の貝塚で、
学史上著名な標式遺跡して知られるコチラ。
昭和四十六年(1971)には北貝塚、
昭和五十二年(1977)には南貝塚が、
国の史跡に指定されましたが、
平成二十九年(2017)には貝塚では初めて、
国の特別史跡に指定されました。
こちらも千葉県民が誇るべき千葉の宝デス。
公園内には博物館本館の他、
いくつかの施設がありまして、
こちらは北貝塚貝層断面観覧施設。
保存された貝塚の断面が観覧出来ます。
その東には、
竪穴式住居跡群観覧施設もあります。
そして加曾利貝塚博物館本館。
ここ加曽利貝塚は、
直径約130mの北貝塚と、
長径約170mの南貝塚が連結して、
全体としては八の字形となる、
特異な形状をしています。
面積は約13.4haで世界でも最大規模。
ここには約7000年前の住居跡もありますが、
巨大な貝塚が作られ始めたのは、
約5000年前の縄文中期で、
北貝塚は縄文中期*1の形成。
縄文後期になると、
北貝塚は利用されなくなって、
その南側に南貝塚が現れて、
南貝塚は縄文後期*2のもの。
つまり7000年前から3000年前の、
4000年間に形成された遺跡を、
3000年後の現代に見ているのデス。
北貝塚のE地点の土器は、
縄文中期後半の加曽利E式、
南貝塚のB地点の土器は、
縄文後期後半の加曽利B式として、
編年の指標となる土器になります。
さて、
今回のプチマスツーリングは、
こちらで終了。
京葉道路までは一緒に走りますが、
そのままそれぞれ解散しましょう。
さて次回はどこに行こうか?